庄原・千鳥別尺のヤマザクラ、県内最大の巨樹と青空見上げて
広島県内では桜シーズン最後に楽しめる名所のひとつ、千鳥別尺のヤマザクラ。県内ナンバーワンの大きさを誇り、老木ながら損傷も空洞化もしていない元気なエドヒガンです!
毎年4月末頃、広島県内でも桜の時期の最後に見ごろを迎える県内最大の巨樹・千鳥別尺のヤマザクラ(ちどりべっしゃくのやまざくら)。
近くの「小奴可の要害桜」と並んで広島県天然記念物に指定。ちなみに大きさは小奴可よりも千鳥別尺のヤマザクラのほうが10mほど大きく樹高約27m!
田畑の間に残された草地に咲く一本桜はとても目立つ。遠くからでもその存在感を確認することができます。
道中は道が細く離合が厳しい場所もあり。ご注意を
庄原市東城町の北東部・千鳥エリアにあり、細い山道を抜けた先に見事な大木の満開の桜を見つけた時はちょっと感動。宝さがしに似たワクワク感があります。
桜の木の下には荒神社、神聖な雰囲気まとうエドヒガン
千鳥別尺のヤマザクラの様子をまずは以下の動画からどうぞ。
地上3~4m付近から幹が分かれて放射状にのび、丸い綺麗なシルエットの「エドヒガン」は、幹も空洞化することなく目立つ損傷もなし。元気に花を咲かせています。
県によると、サクラの種類は珍しくないものの、これほどまで大きなエドヒガンは全国的にも多くないとのこと。地域の方から大事に守られてきた木で、足元には荒神社が祀られています。
近くでは、カメラマンがソメイヨシノとのコラボや田んぼの水面に映る様子を写真に収めようと、熱心にシャッターを切っていました。
また「桜を守る会」の方たちが、おこわ・かしわ餅・あんころ餅・山菜の天ぷらなどを用意・販売している姿もありました。
千鳥別尺のヤマザクラが咲く頃は、この静かなこのエリアに見物客が増え賑わいます。庄原市の中でも、観光協会がイチオシする桜なので、春の終わりのドライブにお出かけしてみては。
開花情報は毎年庄原市観光協会が春にホームページで随時アップしているので、参考にしてみてください。
千鳥別尺のヤマザクラ | |
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場所 | 広島県東城町千鳥字別尺439-2(地図) |
ライトアップ | 例年19時~21時頃(毎年見ごろ時期はライトアップを実施) |
駐車場 | 見ごろ時期には周辺に用意される。案内の方にしたがってください |
関連 | 広島県 桜のお花見スポット・ランキング |
※内容は執筆時のもの。開花状況などを確認してからお出かけ下さい。
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