お好み焼きコバヤシ、キムチチャーハン入り庄原焼きってどんな味？

コバヤシの庄原焼きは、キムチチャーハンとオリジナルぽん酢の未知の出会い！

お好み焼きコバヤシ は お家の1階をお店にしたような、広島ではよく見るタイプのアットホームなお店。

店内は鉄板付きのテーブルが3つとカウンター席があります。一般的なアイドルタイム(15時から17時頃)はクローズするお店も多い中 こちらは営業されていて、16時頃という中途半端な時間に行ったのに、コバヤシのお母さんはステキな笑顔で出迎えてくれました。

庄原焼き(600円)を注文すると 熱した鉄板に 生地、キャベツ、もやし、天かす…と ここまでは普通のお好み焼きと同じように焼いていき、豚肉をのせていきます。

「この肉はねー、里山に放してどんぐりを与えて育てた どんぐりコロコロ豚っていう肉なんですよー！」お母さんは軽快なトークで、素材や味のこだわりを沢山話してくれます。

(どんぐりコロコロ豚を見せてくれた)

ここで登場するのが、あらかじめ用意していた「キムチチャーハン」！ヘラでギュっと押して平らに焼く。これが お好み焼きでいうところのそばにあたる部分です。キムチチャーハンに使用しているキムチは 庄原で有名な韓国料理の店「とらぢ」のものを使用しているそうです。

両面を焼いた後、鉄板にのばした卵(庄原産 もみじたまご)の上にキムチチャーハンをのせて野菜と生地を重ねてひっくり返す。これで準備はOK。あとは席まで運んで来てくれ、豪快にねぎを乗せてくれます。(生のネギ乗せても大丈夫？と確認がありますので、苦手な方は伝えましょう)

このネギ、別料金のトッピングじゃなくスタンダードな量。こんなに乗せてくれるところ、あまりありません。「このネギはねー、ヒバゴンネギっていうのよ！香りがいいでしょ！」お母さんの地元産の素材への愛を感じます。

「庄原焼き」の定義は 1.庄原産の米を使用していること。2.ポン酢で仕上げる事。ですが このポン酢にもこだわりがあり、7種類の素材(調味料？)をブレンドして酸味を押さえたオリジナルぽん酢。

キムチチャーハンと合うように、と韓国風の濃いめの味付けになっていますが 丁度良い酸味が効いていて意外とさっぱり。ちゃんとポン酢なのに、キムチチャーハンとマッチしているという斬新な一品で美味しい。

ヘラで食べますが、「お好み焼き」とは別物としてとらえた方がいいです。

オリジナルポン酢の他、すりごま／コチュジャン／マヨネーズ／からしマヨ といろいろな調味料をセットで出してくれ、いろいろ試しながら食べられるのも楽しいです。(編集部ではポン酢やからしマヨが好評でした。)

ポン酢はとろみがついていて鉄板にあたって焼けても香ばしく、最後の方にはキムチチャーハンにおこげが出来ていて それもまた美味しい。ちょっとビビンバの感覚にも似ているかもしれません。

しかしやっぱり普通のお好み焼きの方が好き！という声もあり、「こればっかりは好みの問題ですねー、お好み焼きも美味しいからまた来てくださいね！」としっかりアピールも忘れないお母さん。

地元の人が通う店、という感じですが はじめて行っても何の違和感もないので気軽にのれんをくぐってみては。