公開:2020/09/19 伊藤 みさ │更新:2020/09/20

広島市現代美術館が休館へ、リニューアルは2022年度中

  • タイトルとURLをコピー
  • 広島ニュース
  •  
  • LINEで送る
  • シェアする

開館から30年余り、広島市現代美術館が2020年12月末に休館。2022年度中のリニューアルオープンに向け改修が行われます

広島市現代美術館は2020年12月28日からいったん休館し、建物の全面改修に入ります。

広島市現代美術館が閉館へ、30年の歴史 新時代へ

比治山の高台に開館しおよそ30年。「平成」と共に歩んできた広島市現代美術館は、そのものが広島を代表する現代建築。建築家・黒川紀章氏による設計で、現在も各地から建築ファンが訪れます。

美術館の改修は、広島市が “国際平和文化都市として復興した広島の今を実感できる拠点” として比治山公園を【平和の丘】に整備する計画の要という位置づけ。

美術館として必要な基本的機能の回復を図るとともに、一部デザインの変更・新設スペースもあり。現代美術による平和発信機能の強化を図る。

リニューアルオープンは2022年度中の予定となっています。

広島市現代美術館 改修後のイメージ
現代美術館入口右手の改修パース図 / 広島市

休館を前に、広島市現代美術館では「ゲンビ・リコレクション」と銘打ち、2020年7月から12月までに3回の特別展示と関連ワークショップを実施中。(リコレクション=記憶・思い出)

これまでに行われた展覧会を振り返ったり、美術館建設当初の建築家の意図を紹介、開館から30年余りのうちに用途がかわった・使用されなくなった館の部分なども公開する。

「平和の丘」構想ではこのほか、公園内からの眺望を確保するための樹木の間伐・剪定といったものからスカイウォーク乗降口周辺の広場整備・園路改修、案内サインの改修など多岐にわたる。

比治山公園 全景
比治山公園の全景。ビルなどの建物が立ち並ぶその中に、緑生い茂る公園(丘)がつくられている

その要となる美術館の改修が進むことで、全体の計画も大きく前進しそうです。


この記事のタイトルとURLをコピー
  • 当サイトの掲載内容は、公開時点または取材時点の情報です。最新記事・過去記事に限らず公開日以降に内容が変更されている場合がありますので、ご利用前に公式の最新情報を必ずご確認下さい。
  • 記事の内容については注意を払っておりますが、万一トラブルや損害が生じても責任は負いかねます。ご自身の判断のもとご利用ください。
  • 当サイトではアフィリエイトプログラムを使用しています。



カープを熱烈応援 スタンプ

あわせて読みたい

edit 『広島ニュース』一覧トップページへ