比治山公園「平和の丘」構想、広島らしさ感じる新観光拠点へ
比治山公園(広島市南区)がもっと魅力的な公園に!持て余したポテンシャルを最大限に生かせるスポットづくり計画「比治山公園 平和の丘構想」が2045年にむけて走り始めています。
被爆100周年(2045年)に向け取り組まれている先導事業「平和の丘構想」で、広島市南区にある比治山公園の再整備が予定されています。
写真は桜の時期の比治山公園の野外美術エリア「ムーアの広場」
現在お花見スポットとしても人気エリアの比治山公園は、広島市が明治36年に開設した公園。
縄文時代の貝塚の発掘や広島大本営での明治天皇の休憩所の移築(原爆により倒壊)が行われたほか、様々な記念碑を建立。被爆後は爆心地から約2kmの距離にありながら致命的な損壊は免れたことなどから、
現代美術館・まんが図書館(元は青空図書館)といった文化施設や、展望台広場などが整備され、今に至ります。
比治山公園、美術館のリニューアルやカフェ・レストラン誘致も
時が経つにつれて社会や人の価値観・ニーズが大きく変化するに連れ、比治山公園は広島の陸の玄関口・広島駅や、観光スポット「平和公園」に近い立地にありながら、
そのポテンシャルが十分に生かされているとは言い難い状況にあります。そんな現状を踏まえ、
- 市街地にありながら木々に囲まれ、自然を感じられる
- 一望できる街並みの美しさと復興の力強さを実感する
- 平和への想いを共有する場
これら3つをキーポイントとして事業を展開していく見込となっています。具体的には、
- 貴重な被爆建物「頼山陽文徳殿」の活用
- 展望施設の整備(温浴施設やレストランなどの併設も検討)
- 「彫刻の丘」からの眺望の確保(樹木の剪定など)
- 案内板リニューアル(外国語表記など)
- 桜の名所としての魅力向上
- 現代美術館のリニューアル
- カフェ・レストランの誘致
- こどもが学び・遊べる遊具などの整備
- 平和大通りを運行するバス路線の新設
- 駐車場の再整備
など。市民らからのアイデア・意見も取り入れ(受付は終了)、比治山公園「平和の丘」構想をより魅力的なものへとブラッシュアップ、2017年度より段階的に計画を現実のものへと進めていくとみられます(参考)。
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