東広島呉道路が全線開通へ、空港アクセス改善と渋滞緩和に期待
東広島と呉を結ぶ自動車道、東広島呉道路が2015年3月15日に全線開通となる事が発表されました。山陽道へのアクセスが便利になり、広島の観光地が巡りやすくなります。
広島県呉市沿岸部(阿賀IC)から山陽自動車道の高屋ジャンクション・インターチェンジ(東広島市高屋町)を結ぶ、延長32.8kmの「東広島・呉自動車道(東広島呉道路)」が2015年3月15日にいよいよ全線開通となります。
高屋JCT付近の様子
東広島呉道路はこれまで、両端から工事を進めて行きし、残すところは≪黒瀬IC-大多田IC(仮称)-馬木IC≫までの8.8kmとなっていました。今回、3月15日にこの区間が開通する事により東広島呉道路は全線開通となります。
東広島呉道路が開通するとどのようなメリットがある?
呉市へのアクセスとして、広島市中心部からは広島呉道路(クレアライン)が通っているため便利ですが
山側を通っている山陽自動車道へのアクセスはおよそ78分(未開通時)。加えて、国道375号線は通勤・通学の時間帯に特に慢性的な渋滞がありました。
東広島呉道路が全線開通となると、阿賀IC⇔高屋JCT・IC間はおよそ35分となり、未開通時に比べ40分以上短縮できる見込み。
また、呉市は大和ミュージアムをはじめとする観光スポットが多くあるにも関わらず、広島空港からのアクセスに時間がかかっていました。
そんな、アクセスに関わる不便さを取り除く自動車道を開通させる事で 観光スポットである広島市/呉市/東広島市 の3つを繋ぐ「観光周遊ネットワーク」を完成させるという狙いもあるようです。
・広島市⇔呉市(広島呉道路 クレアライン)
・呉市⇔東広島市(東広島・呉自動車道)
・東広島市⇔広島市(山陽自動車道/東広島バイパス、安芸バイパス)
東広島・呉道路の沿線地域には工業団地も多くあり、増加傾向にもあるとのことで、ビジネスや観光にメリットがあると考えられています。
広島県内ではこの他、広島南道路が2014年3月に開通、中国横断自動車道が2015年3月に開通するなど車での移動がどんどん便利になっています。
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