公開:2014/08/21 伊藤 みさ │更新:2019/08/29
広島は土砂災害なぜ起きやすい?どこが危険か、把握していますか?
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広島が土砂災害が起こりやすい原因(理由)と、危険とされる地域。今一度、お住まいの地域はどうあるのか?どこに避難すればいいのか?を確認しておきましょう。
2014年、広島市安佐南区・安佐北区に大きな被害をもたらした土砂災害。バックビルディング現象の影響もあり、局地的な豪雨が続いたと言われています。
また、それから4年後の2018年にも、記録的な大雨の「西日本豪雨」があり、広島県の広いエリアで浸水や道路陥没などの甚大な被害が出ました。
広島は人口に対して平地が少ないため、山を切り開いて作った町や住宅地が多くあり、以下のような理由から「土石流やがけ崩れなどの土砂災害が起こりやすい」と言われています。
国土交通省によれば、広島県内はこのような土砂災害がいつどこで起こってもおかしくない『マサ土』が多いことも、土砂災害を引き起こす大きな要因となっています。
広島県の山地は、主に広島花こう岩といわれている岩石から出来ています。
広島花こう岩は、長い間、雨や風にさらされると『マサ土』と呼ばれる砂のような土に変化していきます。この『マサ土』が、水を含むと非常にもろくて崩れやすい性質を持っています。このため、斜面の表面を『マサ土』が広くおおう広島県では、土石流やがけ崩れなどの土砂災害が起こりやすいのです。
via.国土交通省 中国地方整備局
土砂災害警戒区域は事前に確認、いつ逃げればいい?
広島県内ではこれまでも土砂災害はよく起こっており、土砂災害の恐れがある「土砂災害警戒区域」に指定されている地域も多い。
2014年の土砂災害で被害のあった安佐南区・安佐北区にも警戒区域がありましたが、県内にはその他にも警戒区域が無数にあるため、現在お住まいの地域がどうなのか?避難所はどこなのか?を、
あらかじめ土砂災害ポータルひろしまなどで確認しておくことが大切です。
土砂災害警戒区域(安佐南区の一部) 赤い点は避難所、オレンジは警戒地域
土砂災害以外にも、洪水・高潮・津波などで影響が考えられる地域を示したハザードマップ(防災マップ)が市町村のホームページなどで公開されていますので、あわせてご確認を。
発表される避難情報では「避難準備」「避難勧告」「避難指示」と種類があり、避難指示は特に “急を要する場合” に発令されるもの。避難指示があってから準備するのでは遅い場合も十分考えられるため、早めの備えを。
これらは自治体が住民に知らせるものですが、避難勧告・指示・避難所開設情報は広島県防災Webにも情報が掲載されますので、あわせて活用しよう。
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