公開:2019/03/15 伊藤 みさ │更新:2020/10/24
地震への意識 広島が最下位「耐震県」ランキング
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- 広島ニュース
住宅の耐震、地震の備えへの意識の度合いなどを独自に数値化し、ランキングにした「耐震県ランキング」が発表されました。1位は神奈川、最下位は広島という結果に
耐震に関する全国意識調査を実施し “住宅の耐震意識” と “地震への備え”に関する回答を数値化した『耐震県ランキング』を、2019年3月15日に株式会社エヌ・シー・エヌが発表しました。
同社は木造耐震設計事業などを手掛けており、この度は全国2889名にインターネット調査を実施。(実施期間2019年2月18日~21日)
この結果、耐震意識の高い「耐震県ランキング」1位は神奈川県、2位に岩手県、3位は兵庫県。
反対に、地震への意識が低い「ワースト3県」は、45位が京都府、46位は島根県、最下位の47位は広島県という結果になりました。
被災経験から高い意識を持つ傾向
調査の結果、東日本大震災や阪神淡路大震災で被災した地域が多くランクイン。
そんな中、関東から神奈川が耐震の認知・理解などを示す “住宅の耐震意識” で4位、 “耐震への備え” では1位と両項目で高いスコアに。設問例は、以下のようなもの。
- あなたの現在のお住まいは、耐震性能を備えていますか?
- 間取りや家の形は、耐震性能に大きく影響すると思いますか?
- あなたは大地震に備えて、防災グッズや備蓄の用意をしていますか?
- あなたは直近で緊急地震速報が発令した直後に、地震に対して何らかの行動をすぐにとれましたか?
総務省統計局の「平成25年住宅・土地統計調査」によると、神奈川は東日本大震災による県外からの転入世帯も多いことから、被災経験の中でより高い耐震意識を持つ方が多くなっているのでは、とエヌ・シー・エヌが分析しています。
耐震県ランキング2019 一覧
発表された耐震県ランキングは以下の通り。
1位:神奈川県
2位:岩手県
3位:兵庫県
4位:宮城県
5位:青森県
6位:福島県
7位:大阪府
8位:千葉県
9位:東京都
10位:徳島県
11位:滋賀県
12位:三重県
13位:長野県
14位:山梨県
15位:北海道
16位:和歌山県
17位:茨城県
18位:群馬県
19位:静岡県
19位:愛知県
21位:高知県
22位:栃木県
23位:大分県
24位:熊本県
25位:埼玉県
26位:奈良県
27位:岡山県
28位:宮崎県
29位:岐阜県
30位:沖縄県
31位:鳥取県
32位:鹿児島県
33位:秋田県
34位:福井県
35位:福岡県
36位:愛媛県
37位:山形県
38位:佐賀県
39位:新潟県
40位:富山県
41位:石川県
42位:山口県
43位:香川県
44位:長崎県
45位:京都府
46位:島根県
47位:広島県
調査の様々な設問の中、「備蓄している」「避難経路、避難場所を知っているか」「非常持ち出し品の用意」「耐震性の確認」などについて広島県は46位または47位と低い結果になったとのこと。
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