広島駅ビル、建て替え工事の仮囲いで「魅せる」駅の歴史やコンセプト
広島駅ビル(JR広島駅南口)の建替え工事に伴い、西日本旅客鉄道株式会社は仮囲いを「魅せる仮囲い」として活用。広島の復興の歴史や広島駅の未来など、広島のストーリーを発信していく。
JR広島駅の現駅ビル(ASSE)の撤去工事が始まり、6月から仮囲いを設置。いよいよ広島駅ビル建替工事が始まります。
西日本旅客鉄道株式会社は、駅ビル建替工事で設置されている工事用仮囲いを、無機質なままにせず「魅せる仮囲い」として活用していく。コンセプトは「HIROSHIMA CONNECTING WALL」。
新しい駅ビルの完成時期は2025年を目指しており、工事期間は約5年間。
この工事期間中、工事用仮囲いの切替のタイミングにあわせて、広島の魅力や誇りを壁面装飾していくというもので、この取り組みは広島市とも連携する。
5年の間に様々なテーマを掲げながら、仮囲いの壁に広島駅のこれまでの歴史や、生まれ変わっていく次世代の広島駅の未来など、広島のストーリーを発掘・発信し続けることで、
国際平和都市“HIROSHIMA”の玄関口を彩り、工事期間中でも人や街・時を繋ぐコミュニケーションの場へと変えていきたいという想いが込められています。
広島駅ビル「魅せる仮囲い」第1弾は、7月10日スタート
魅せる仮囲いの第1弾テーマは「HIROSHIMA PRIDE(ヒロシマプライド)」。
被爆当時、アメリカの学者に「75年は草木も生えない」と言われた広島ですが、あれから75年経過したのが2020年の今年。
広島が現在に至るまで、どんな風に力強く復興してきたのか、復興した1958年当時の広島の街並みを背景に、人々の歩みや歴史を発信。今般の新型コロナウイルスの情勢の中でも、前を向いて歩んでいくというイメージを形にする。
サブテーマとなる「再生の灯」や「子供たちの笑顔」などの写真も展開し、復興にまつわる出来事を年表形式で紹介する。
広島の歴史を語る上で外せない、カープやサンフレの写真もたくさん。
工事中の広島駅ビルの様子(2020年11月13日撮影)「魅せる仮囲い」装飾となるのは壁面1階部分
第1弾の掲出期間は、2020年7月10日から2021年2月ごろまで。掲出位置は、広島駅南口自由通路と南口広場(タクシー乗り場側)に面した工事用仮囲いとなっています。
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