公開:2020/11/23 伊藤 みさ │更新:2021/05/26
シースピカで瀬戸内・島めぐりクルーズ!艦船や軍艦島・うさぎ島も
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- 広島ニュース
瀬戸内海の観光型高速クルーザー「シースピカ」に乗って、広島港から島々を巡って三原港までクルーズする「せとうち島たびクルーズ(東向き)」を体験!クルーズ旅の様子や魅力をご紹介します
2020年夏に就航した観光型高速クルーザー、SEA SPICA(シースピカ)。
穏やかな波と島の魅力、海にたくさんの島が浮かぶ「多島美」、島と島を繋ぐ橋の美しさなど、国内外から注目を集める瀬戸内海ですが、
特に風光明媚なエリアを約半日かけて巡る航路が「瀬戸内しまたびライン」。
瀬戸内の島々を船で巡り、時にはちょっぴり下船観光を挟みながら広島港と三原港を結ぶ船のクルーズツアー!早速編集部でも体験してきました。
動画で見る、シースピカ島旅クルーズ
今回編集部が乗船した シースピカで行く「せとうち島たびクルーズ(東向きコース)」は、広島港8時30分発~三原港13時15分着 の航路(期間限定プラン)。
以下の動画では、約5時間のクルーズ旅をギュギュっとまとめています。
せとうち島たびクルーズ/東向き ルート
今回体験した「せとうち島たびクルーズ/東向きルート」は、広島港8時30分発~三原港13時15分着という、約5時間のクルージング。
広島港の東ターミナル(瀬戸内海汽船トラベルサービス)で受付をしてから、乗り込みます。
広島港を出港した後は、プリンスホテル前・呉港からの乗船もあるため、それぞれの港に立ち寄ります。ルートは以下の通り。
- せとうち島たびクルーズ 東向き(広島港⇒三原港)
- 広島港発 8時30分
↓
プリンスホテル発 8時38分
↓
呉港発 9時05分
↓
艦船遊覧(船上) - 音戸の瀬戸(船上) - 安芸灘大橋(船上)
↓
下蒲刈島(下船観光約70分、その間船内清掃・消毒作業)
↓
大久野島(下船観光・うさぎと触れ合い約30分)
↓
生口島・瀬戸田港着 12時50分
↓
三原港着 13時15分
このクルーズでは、下船を瀬戸田港(12時50分着)と三原港(13時15分着)のいずれかを選びます。その後の予定に合わせてチョイス。
全席指定でチケットを取る際の座席指定はできず、利用人数などに応じて割り振られるようですが、フリーとなっている2F席「スピカテラス」へは自由に移動することが可能です。
ちなみに筆者が利用した「せとうち島たびクルーズ(東向きコース)」は、出発希望日の3日前までの予約が必須となっています。
【見どころ1】 海から見る呉と海自の艦船めぐり
シースピカで巡る島たびクルーズで、最初に乗船客が目を奪われたのが、艦船めぐり。
これは呉港から出ている「艦船めぐり(30分コース)」でも体験することができますが、このプチバージョンがシースピカでも楽しめます。
時間にして約10分ほどですが、船は速度を落とし艦船に近づき、ガイドさんが流れる景色に合わせて解説してくれる。
よく見ると、大きな艦船から乗組員の方が手を振ってくれています!
この日は天気が良く、青い空とキラキラと光る水面が艦船との美しいコントラストを生み、乗船客は皆カメラのシャッターを押しまくっていました。
巨大な艦船がズラズラと並ぶその壮観な風景を見ながら、横にいた男性がふと「男たちの大和(映画の世界)だ…!」とつぶやく。その言葉にロックオンされた筆者の頭の中では、映画の主題歌がずっと鳴り続けていました。
【見どころ2】 下から見る音戸大橋、安芸灘大橋は大迫力!
このクルーズのルートは、音戸の瀬戸や とびしま海道を通るため、島々に架かる橋をくぐり抜けたり間近に見られる場面がたくさんあります。
橋の上から見る海の風景も良いですが、海から接近すると橋の大きさを実感。また橋の裏側も見られるため迫力があり、地元民でも見慣れた風景が違って見えます。
シースピカでは船内の指定席ほか、2階デッキ部分は自由に動いたりベンチに座ることもできます。
気候の良い時期は、海風を感じながら景色を楽しむのがおすすめ。
【見どころ3】 下蒲刈島・大久野島の下船観光
今回、下船観光が含まれていた島は、下蒲刈島(呉市)と大久野島(竹原市)。
下蒲刈島では島の特産品を販売するブースが港に臨時設置され、シースピカをお出迎え・お見送りまでしてくれます。
柑橘類や海産物の加工品が中心に販売されており、賑わっていました。
下蒲刈島での下船観光は約1時間。徒歩圏内に蘭島閣美術館や松濤園などの観光スポットがありますが、ゆっくりと見学する余裕はそれほどないので、施設内見学をする場合はちょっと急ぎ足になりそう。
島のこのエリアは、庭園のように美しく整備されていますので、雰囲気を楽しみながら散策して回るとゆっくり過ごせそうです。
大久野島(うさぎ島)の下船観光は、約30分
“うさぎ島” こと大久野島では、約30分の下船観光ができます。
ウサギがすがるような眼でエサを請う
船内でうさぎのエサを100円で販売してくれるので、港の周りでゆっくりウサギと触れ合うと良いかもしれません。(時期によりウサギがあまり出てきてないこともあるそう。)
ビジターセンターも近くにあるので、大久野島を知る時間にしてもよし。
シースピカでの島たび、感じた魅力
シースピカのホームページやパンフレットでは、島たびの魅力について
- あっという間に目的地に到着してしまう高速船の速さ
- 船内から見る穏やかな瀬戸内海
- 2階デッキで感じる海風
- おしゃれな船
と説明していますが、
実際に体験してみると、これらに加えて
- 分かりやすい船内の観光アナウンス
- 下船した島歩きやゆるりとした雰囲気、人のあたたかさ
- 発着地や艦船などから「手を振ってくれる」などの歓迎感
- 海からしか見られない迫力と癒しの風景
- 船員さん・乗客同士のふれあい
なども、旅の思い出に強く残りました。
乗船中、船酔いしてしまった際に、船内にあるインフォメーションコーナー「スピカウンター」で酔い止めを販売しているか尋ねると、船員の方が無料で酔い止めを分けてくれて、またその後も気にかけて下さいました。
また、シースピカのようなコンパクトなクルーズ船では、長時間のクルーズで行動を共にする乗船客同士にも親近感が生まれたり、ふとした会話に心が和みます。
逆に、同じ時間を共有する人のマナーによって旅の印象が悪くなってしまう可能性も秘めているため、乗船客も利用マナーをお互いに守りながら、楽しい旅を満喫したいところです。
今回はコロナ禍で客数が調整されていたこともあってか、ほどよい距離感が保たれてのんびり利用できたことも、ゆったり楽しめたポイントの1つでした。
三原港から今度は広島港へ向け「西向きコース」へと旅立つ
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