公開:2012/08/27 伊藤 みさ │更新:2020/11/06
因島水軍祭り・海まつり、伝統の小早レース開催!
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- 尾道市 スポット 観光
村上水軍の故郷で行われる因島水軍祭り「海まつり」の中で開催された、伝説レース『小早レース』の様子をご紹介します!小早(こはや)レースとは?
村上水軍を再現し 先人に感謝するという 3部構成のお祭り、因島水軍祭りが2012年8月26日 小早レースを主とする海祭りでフィナーレを迎え、幕を閉じました。
因島水軍祭り「海祭り」とは、踊りを踊ったり花火が上がる訳ではありませんが 因島の若者たちが力を合わせて「小早」を漕ぎ、優勝を目指すアツいイベント。
小早(こはや)とは、戦国時代から江戸時代にかけて使われた小型の木造船のことで攻撃力も防御力も少ないが 小回りがききスピードが出る、という特徴を持つ船。
村上水軍が主に使用していたこの小早を再現し、現在 因島では競争レースが行われています。
こういった伝統的な行事が全国的に廃れつつあるため、因島でもそうなのか?と思いきや、この 小早レースには毎年30を超えるチームがエントリー!
7月頃から毎日のようにこの 海祭りにむけて練習する姿が見られ、因島の夏の風物詩となっているようです。
そんな 因島水軍祭り・海祭りの 小早レースをレポート!
村上水軍が使った小早を再現!伝統の「小早レース」の様子
小早レースに使われる船の大きさには 全長11.10m、高さ0.75m、幅1.58mという規定があり、この小早に乗り込むのは、漕ぎ手:14人、舵取り(船頭):1名、太鼓:1名 の全部で16名。
因島水軍祭り・火まつりも行われる 大浜海水浴場沖に設定されたコース、1.2kmを漕いで順位を決定!
チームは、学校ごとに結成しているものもあれば 職場の仲間と組んだり、地域の仲良しさんたち …という所もあるよう。小学生の部/中学生の部/レディースの部/一般の部 と部門が分かれており 午前中に予選、午後に決勝レースがそれぞれ行われる という具合です。
カメラで「その瞬間」をとらえようと、大勢来ています。
小学生・中学生の部は特に一生懸命な姿が印象的で、スタート地点の浜辺で見守る親御さんは「いつも通りでいいんだからね!楽しんできなさい!」と声援を送る。
レディースの部では主にママさんらしき女性が多く、テンションも高い。
そして一般の部(1部)。最もエントリー数が多いのがここで、高校生から働き盛りのお父さんたちまで主に男性でチームが構成されています。やはりここが一番盛り上がるのも 一般の部で、家族の応援も必死!
「オジさんパワー見せちゃろうで!」「一番に帰って来るけぇの!」力強いかけ声でスタート。決勝に出場した6チームは互角な戦いを見せ、ゴール後には浜に戻り、家族を乗せて歌などを歌いながら周遊する姿もありました。
小早レースは、年代別に行われる因島特有の「スポーツ」という感じ。優勝チームにはトロフィーの授与などもあり かなり本格的。
レースが中断となるお昼休憩の時間には、一般の人も小早に乗ることができる無料体験もありましたが、このビーチに屋台が出ていたり…ということもほとんど無し。
商店街もほとんどお店が閉まっていたため、地元の人達が総出で楽しんでいるイベントのようです。
観光客にオススメのイベントではありませんが、因島の自然と、伝統に触れることができる 因島ならではのお祭りでした。
動画で見る、因島水軍祭り「小早レース」
動画は以下からご覧ください。
▼因島水軍祭り 海まつり
開催日:2012年8月26日
場所:大浜海水浴場(しまなみビーチ)
因島水軍まつり 「火まつり」 跳楽舞や甲冑武者の松明練りまわし
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