瀬戸田資料館をコーヒースタンドへ改修、港目の前 観光拠点へ
広島県尾道市「瀬戸田しおまち商店街」活性化を目指し、瀬戸田民族資料館の建物を改修し新たな賑わいスポットとして観光案内所とロースター・カフェがオープンする。
2020年2月末をもって閉館となった瀬戸田歴史民俗資料館(広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田254−2)が改修され、コーヒーロースター(コーヒースタンド)や観光案内所などを置く「SOIL SETODA(ソイル瀬戸田)」として生まれ変わります。
イメージ図
ソイル瀬戸田は、この建物とその向かい新たに建てられた建物の2棟の名称。→SOIL SETODA(ソイル瀬戸田)とは?
内観イメージ。右手奥にあるカウンターがアクティビティセンターとなる
向かいの建物では宿泊施設・食堂などが備わりますが、この瀬戸田歴史民俗資料館跡には、
観光案内所/アクティビティーセンターとコーヒーロースター(Overview Coffee)、ショップ
が入る予定。
江戸時代から残る建物の、歴史的な雰囲気はそのままに生まれ変わる瀬戸田資料館
瀬戸田民俗資料館は、瀬戸田しおまち商店街の入り口(瀬戸田港側)にあった建物で、江戸時代末期に豪商「三原屋」によって建てられて以来、塩蔵・米配給所など、その役割を変えながら、瀬戸田の街に残る歴史を感じる建物。
瀬戸田民族資料館として公開していた時の写真
民族資料館となってからは、瀬戸田から発掘された弥生時代の土器から、農業・漁業・塩田などに関する貴重な歴史資料が展示され無料で公開されていました。
今後は、商店街の活性化に取り組む株式会社しおまち企画により改修が行われ、観光案内所とコーヒーロースター・カフェに生まれ変わる予定。
完成イメージ図によると外観は歴史感じる雰囲気そのままに、内装を整えるとみられます。
ポーランド発「Overview Coffee(オーバービューコーヒー)」
ここに入るOverview Coffee(オーバービューコーヒー)は、日本で環境再生型農業とも呼ばれる「リジェネラティブ オーガニック農法」で生産された豆を専門にしたコーヒーブランド。
ここでは、焙煎・販売を行うほか施設内で飲むことも可能。施設内にいくつかのスツール(イス)も置かれる予定で、「コーヒースタンド」のようなイメージに。
このほか、アクティビティーセンターやショップも入り、ワークショップやアートの展示が行われることもある。
ソイル瀬戸田がオープンするのは、瀬戸田しおまち商店街の入り口にあたるエリア。しおまち商店街は、広島県尾道市瀬戸田町(生口島)にあり、ローストチキンの「玉木商店」やコロッケの「岡哲商店」といった食べ歩きグルメもある小さな商店街。
※2012年に撮影したもの
観光スポットとして知られる「耕三寺」のすぐそばにあり、ゆるりとした雰囲気に癒される場所。
ここを起点とした地域活性化プロジェクトが同時進行しており、しまなみ海道の注目拠点となりそうです。
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