お砂焼き(宮島焼き)は厳島参拝の縁起もの、宮島の砂入りで
宮島のお土産ものの一つに、お砂焼き(宮島焼)があります。昔の人がお守り代わりに旅に持参した宮島の砂を混ぜて焼いた縁起物。自分用土産にぴったりです
宮島のお土産ものの一つに、お砂焼き(宮島焼)があります。
廿日市市宮島口に伝わるお砂焼きは、その昔、この辺りの人が旅に出る際に “無事に戻ってこられるように” と願いを込めて厳島神社境内にある砂を「御砂守」として持っていくという風習が焼き物に取り入れられたもの。
現在でもちゃんと宮島の砂を(許可を得て)採取して焼き物に混ぜておられるそうです。お砂焼き(宮島焼)をつくる現場にお邪魔させて頂きましたのでご紹介します。
本物のもみじを貼りつけて焼く!お砂焼きの素朴な美しさ
お砂焼きの窯元の1つ、宮島口にある「山根対厳堂」さん。無口な職人さんが静かに土を練り、ろくろを回していました。
もみじの葉の模様が印象的なお砂焼き。絵付けをしているのかと思っていましたが、形のいい本物の葉を選んで、器の形になった土に張り付けて色づけをしているのだという。
色の付け方は様々あるようですが、上記写真の場合は色づけした後もみじの葉をはがし焼き上げると、右のようにもみじの模様の部分に地の色が出てくるつくりとなっています。
窯元によって模様も様々、味のある「お砂焼き」
お砂焼きの定義は「宮島の砂を混ぜて焼いている」というものなので、模様はもみじに限らず、窯元により細やかな模様のものなど様々あります。
素朴な色合いが町の雰囲気ともあっていて、旅の思い出にいいお土産になりそうです。
以下は、川原圭斎窯さんの焼き物ギャラリーに置かれていたお砂焼きの器。
また毎年秋になると、宮島口駅前一帯でお砂焼きの祭典「お砂焼きまつり」も開催。高価なお砂焼きを手頃な価格で買うことができます。
(以前行われたのお砂焼きまつりの様子、窯元の実演も)
宮島口にあるお砂焼きの窯元に関する情報は廿日市観光協会のページをご覧ください。
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