公開:2024/06/25 伊藤 みさ │更新:2024/06/25
広島最古の喫茶店が閉店へ、ポワブリエール鷹野橋店(旧・房州)
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- 広島市 中区 グルメ
2024年6月30日をもってポワブリエール鷹野橋店が閉店へ。広島で最も古い喫茶店として知られる店で、ケーキなど本格的なフランス菓子が楽しめます。この地で形を変えながら89年愛されてきました。
“広島で最も古い喫茶店” として知られるフランス菓子と喫茶の店
ポワブリエール鷹野橋店(旧・房州)が2024年6月30日をもって閉店すると発表されています。
写真は過去撮影時のもの
ポワブリエール鷹野橋店は鷹野橋商店街のすぐ近くにあるお店。その歴史は89年にもなります。
はじまりは1935年に誕生した小さなパン屋さん。戦争により焼け落ちてしまうも、1946年に焼け跡に再びお菓子と喫茶の店「房州」をオープン。後に「ポワブリエール」と店名を変え、舟入南町には本店も構えています。
ポワブリエールでは本格的なフランス菓子を販売。店舗2階にて喫茶が楽しめます。
美しく作り上げられたケーキや焼き菓子にはファンも多く、個人的には生地にラムシロップをたっぷり染みこませ、生クリームがのせられたフランスの伝統菓子「サバラン」が印象深い。
このほか長い歴史を持つお店だけに、お客さんの数だけ思い出の味がたくさんありそうです。
老朽化によりポワブリエール鷹野橋店 閉店、本店は引き続き営業
ポワブリエール鷹野橋店の閉店は建物の老朽化によるものとのこと。以下はお店からの発表。
この度、広島で初めてクレープと本格的なフランス菓子を提供し、多くの皆様が愛してくださったポワブリエール鷹野橋店(旧・房州)は、建物の老朽化に伴い2024年6月30日(日)をもちまして営業を終了することにいたしました。
1935年(昭和10年)10月10日の開業以来、89年の長きにわたり広島で一番古い喫茶店としてテレビでも紹介され、社交場としても親しまれてきました。
当店の市原董永シェフが生まれ育った場所であり、ポワブリエールの出発点でもありました。
ポワブリエール一同
お客様には突然のご報告となりましたこと、心よりお詫び申し上げます。私たちもこの別れの寂しさを感じずにはいられません。
これまでのご支援に深く感謝申し上げますとともに、今後はポワブリエール89年の歴史と伝統を継承している舟入本店で引き続き喫茶とフランス菓子の魅力を感じていただき、これまで以上のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
発表と共にお店のSNSでは歴史ある店舗の写真が掲載されています。発表にもあるように、舟入本店の営業は引き続き行われます。
なお、閉店までの最後の5日間(2024年6月26日~30日)は感謝フェアを開催するとのこと。
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