台風の東側(右)の風・雨がひどいワケとは
「台風の右側(進行方向に向かって東側)は強い風が吹き、被害が大きい。」とよく言われますが、これはなぜなのでしょうか。
「台風の右側(進行方向に向かって東側)は強い風が吹き、被害が大きい。」とよく言われます。実際に、広島地方気象台観測史上第一位の最大瞬間風速58.9m/sを記録したのは、台風が広島県の西側(日本海側)を通って北上した1991年の台風19号でした。
台風の東側に位置する地域のほうが雨・風がひどくなる理由について、気象庁によると
と説明。たしかに台風の右側(東側)は風が強いことが分かります。さらに、台風の眼(気圧が最も低いところ)は比較的風が弱いものの、
そこから半径100km付近(※台風の大きさにもよるが)の地域では最も風が強く、左半円と右半円では10m/s前後の風速の差があることも紹介されています。
台風は大雨をもたらすことも
「台風は積乱雲が集まったもの」という表現もあるように、台風が長時間にわたって大雨を降らせる事が多い。
暖かい湿った空気が台風に向かって南の海上から流れ込むため、日本上空に前線が停滞していると、その湿った空気が前線の活動を活発化させ、大雨となることもあるのだとか。
また、台風は「北上する」という性質を持ち 温かい海面からの水蒸気が関係して発達していく。そのため、日本付近で停滞していた前線の活動を活発化させ、さらに大雨を降らせる事も。
この他、地理的要因などで各地によって違いがありますが、暴風は荒波や建物・農作物に影響が出たり、豪雨は河川増水や土砂災害など2次災害の恐れも出てくるため、気象情報や警報などには注意して最新の情報に耳を傾けよう。
via. 台風について/気象庁
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