公開:2011/11/28 Mika Itoh │更新:2018/06/03
うさぎ島、広島県大久野島は300匹のウサギに萌えまくる ウサウサ・アイランド
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- 竹原市 スポット 観光
大量のうさぎに囲まれてモフモフできる「うさぎの楽園」、大久野島(おおくのじま)へ!フェリーでのアクセス方法詳細もご案内します
うさぎ島 や、うさぎの楽園という別名でも知られている、広島県の瀬戸内海に浮かぶ小さな島、大久野島。
大久野島(おおくのじま)は、1周が約4km程度しかない小さな島なんですが、ここに野生のウサギが300匹も生息しているんだそうで、
このウサギたちに癒されたい!と、大久野島に訪れる人が年々増えています。
うさぎ達は、大久野島の島内のいたる所で見ることができます。野生とはいえ、エサをくれる観光客も多いせいか、なかなか人なつこいらしい。くぅっ!癒されたい!
これは会いに行かねば!ということで、大久野島を訪れて来ました。
いざ!忠海港から ウサギの楽園にフェリーで出発!
うさぎ島 と呼ばれる大久野島へは、竹原市にある忠海港からフェリーで出発、およそ15分程度で到着します。
忠海港(ただのうみこう)も小さな港。乗船券は、港の前にある小さな待合室内の券売機で購入します。(※待合室がリニューアル。現在はサービスステーションに)
うさぎ島(大久野島) までの運賃は、片道で大人300円(子供は150円)、車両の片道は、片道1420円から(車両の長さによって異なります)。
大久野島行きのフェリー(客船)、時刻表は以下の通り。
忠海港の券売機が設置されている建物の正面に、ポツンと赤い桟橋があり、ここから乗り込みます。
無料駐車場が2カ所ほど準備してあるので、非常に有難い!(無管理だそうなので、ロックをお忘れなく)
車で うさぎ島に渡りたいと思っていましたが、1周は4km程度の大久野島、一般車両が入れない道もあるため、車は置いてレンタサイクルしたほうが島内を観光しやすいとのこと。
ちなみに、大久野島に渡る船はフェリーと客船の2種類あって運賃は一緒なので、どちらに乗ってもいいんですが、違いは1つ。フェリーは人も車も乗せられるのに対し、客船は人のみ。
というわけで、いざ!フェリーに乗り込みます。
目指すは、目の前に見える あの島です!
ゆっくり散歩して景色も堪能、1周4kmのうさぎ島
フェリーに乗って忠海港から出発すること およそ15分、あっという間に うさぎ島・大久野島に到着しました。
桟橋をわたると、目の前には青色のバスが待っています。これは、島内唯一の宿泊施設である休暇村の送迎バスだそうで、無料で乗ることが出来ます。
バスの運転手さんのガイドを聞きながら、ゆっくり景色を見せるように休暇村まで走っていきます。途中、ここで降ろして!といいたくなるような
綺麗な景色が流れていきます。
時間がある人は、バスに乗らずに桟橋からゆっくり歩きながら行くのもアリかもしれません。しかも11月下旬、大久野島は紅葉がピーク。色づいた風景も楽しむ事が出来ます。
そんな景色を眺めながら、5分くらいで休暇村に到着しました。
ウサギたちは、島内どこでも出没するようですが、一番 多く見られるのが、この 休暇村の前にある広場。うさぎ達とお近づきになるため、休暇村のフロントでウサギのエサを100円でゲットします。
さぁ、いよいよウサギと戯れに行ってきます!
うさぎ島で うさぎ天国!だる~んと寝転がるウサギに萌える島、大久野島
休暇村の前の広場にはすでに、沢山の人が うさぎ達と戯れていました。そのうち半分のウサギたちは、ある程度満腹なのか足を伸ばして くつろいでいます。
目をトロンとさせ、半分夢の中。鼻のそばにエサを近づけると、鼻をヒクヒクさせ エサを確認。
その様子は、以下の動画より。
さらに、周りにいたウサギたちがダッシュで駆け寄ってきます。
エサちょうだい!
さらに続々、集まってきました。
手につかまってくる、可愛いウサギも。
もぐもぐもぐもぐ・・・
ウサギとたわむれる人々
いいですねぇ、ほのぼのしますねぇ。しかし、ウサギたちは可愛いだけではありません。
ウサギたちと戯れる人の姿をほのぼの見ていた私のスキを見抜いた1匹のウサギが そぉっと近寄ってきて、私の持っていたウサギのエサを、カップごと奪って走り去っていくではないですか・・・!!
逃げるウサギ、追う私。
背の低い木の陰に持ち込み、1人じめするウサウサ。手を伸ばして取ろうと思ったけど、まてよ、そうだ野生のウサギだった。噛みつかれるかもしれん・・・。そんな恐怖が走って断念。あいつめ。。。
エサを奪われ、とぼとぼと歩いて退散する私のところに他のウサギたちが「エサくれー」と、駆け寄ってきます。
「ゴメンね、持ってないんだー」
というと、さっきまで可愛い顔で近寄ってきたウサギが別人のような顔に。
「ちっ、・・・持ってないのかよ」
とでも言いたそうな表情。つ、冷たい。足早に去っていくウサギ。
と、別方向から今度は別のウサギが駆け寄ってきました。そのウサギにも、「エサはないよ」と手のひらを見せると今度は去っていく時、振り返りざまに
「なんだよ、役にたたねぇな」
と言いたげな、悪い顔に(笑)なかなかシビアな世界です。とはいえ、うさぎの中には痩せた子もいて、強いウサギに蹴散らされてなかなかエサを貰えない子もいるみたいです。
そもそも、この大久野島がウサギ天国になったのは、1971年に小学校で飼っていた8匹のウサギを島に放ったことがキッカケ。
もともと人の手で育てられていた8匹が、島で野生化して繁殖し気が付けば300匹にもなっていたんだそうです。その後、「うさぎ島」と呼ばれるようになって島のシンボル的存在になったんですね。
この島はもともと、太平洋戦争の時代に毒ガスを作っていた島で昔は地図にも載っていなかった島。地図から消された島は戦争が終わった後、ウサギたちのお陰で癒しの島へと変身し、今や沢山の人が訪れる観光スポットになりました。
うさぎの楽園 という、癒しのイメージを持つ反面、大久野島は、そういった歴史も持つ島なので、地図から消されていた頃の足跡も、次にお伝えしたいと思います。
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