公開:2022/05/16 Mika Itoh │更新:2022/05/14
壬生の花田植、2022年は「無観客」で3年ぶりの開催へ
北広島町で開催される6月の一大イベント「壬生の花田植」が2022年は3年ぶりに開催へ。感染拡大防止のため、また伝統芸能の保存・継承のため無観客での実施を決めた
ユネスコの無形文化遺産である広島県山県郡北広島町の伝統行事・壬生の花田植(みぶのはなだうえ)が2022年6月5日、3年ぶりに開催されます。
新型コロナの感染拡大で2020年から開催が中止されていた壬生の花田植ですが、今年は無観客で開催することを決めた。開催は地域の伝統芸能の保存・継承していくことが目的。
そのため、2022年は観覧禁止。会場への立ち入りや写真撮影もNGとなっています。
壬生の花田植とは
壬生の花田植は、毎年6月の第1日曜日に開催されている、北広島町壬生の伝統行事。豊作を願って、田植え作業をしながら「田の神」を祭る稲作儀礼で、
苦しい田植え作業をする人々の慰安や、農村での数少ない娯楽の1つでもありました。
たくさん人を集めて盛大に開催する大地主もおり、参加する牛は豪華な花鞍や造花で飾り付けされ、太鼓や笛の音にあわせて着飾った早乙女たちが苗を植えていた。
この光景がとても華やかだったことから「花田植」と呼ばれるようになったと言われています。
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