向島大橋
向島大橋は、広島県尾道市の向島(むかいしま)と岩子島(いわしじま)を結ぶ140mの道路橋。当時の農林省が所管する事業としては初めてで、日本初の「渡海農道橋」と言われています。
向島大橋は赤いアーチ型の鉄橋で 1968年(昭和43年)7月に開通。22年後の1990年(平成2年)には歩行者用の橋としてトラス橋の歩道が併設されました。
※トラス橋とは橋桁部分が三角形に繋いだ構造となっている橋。四角形に組んだ部材に斜めを入れることにより強度が増すというもの
向島に架かる橋としては「尾道大橋」、そして「向島大橋」が続いて完成し、岩子島(いわしじま)で生産された柑橘類などの農産物が、消費市場である本土へ直接陸路で輸送できるようになりました。
橋を横から見ると2本の橋は重なっているように見えますが、2つの橋は「歩行者専用」と「車道」の2つに分かれています。
生産物の輸送がトラックなどで行われるなど交通量が増加した事に伴い、流通の円滑化と歩行者の安全確保のために歩行者用(写真左手が歩行者用のトラス橋)が造られたとされています。
ちなみに、本州(尾道)から愛媛県今治市までの間にある島々は、幾つもの橋で繋がっており、その海道を「しまなみ海道」と呼びますが、
向島に渡ってから最初に目にする橋がこの「向島大橋」であるため、初めてここを通行する人はこの橋が因島へ渡る「因島大橋」(しまなみ海道)と勘違いする事が多いのだとか。
向島大橋のように、しまなみ海道沿いの島々には隣接する小さな小島へ渡るための橋も架かっていますので、今治方面に向かう際はご注意下さい。
向島大橋について
名称 | 向島大橋 |
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住所 | 尾道市向島町~尾道市向島町岩子島(御幸瀬戸) |
管理者 | 尾道市 |
備考 | 尾道市グルメ / 尾道市スポット / 周辺おでかけマップ |
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