殿、利息でござる!広島で阿部サダヲと中村監督がPR

ビンボーな庶民が殿様にお金を貸して利息で町を救おうとした実話を、阿部サダヲ主演で映画化した「殿、利息でござる!」の会見が、広島市にて行われました。

2016年5月14日から全国公開となる映画「殿、利息でござる!」の主演の阿部サダヲさんと中村義洋監督のお2人が、広島市内で行わなれた会見で映画の魅力を語りました。

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「殿、利息でござる!」は、金欠の仙台藩から重税を課せられた百姓や町人たちの破産や夜逃げが相次いでいた、江戸時代のさびれ果てた小さな宿場町・吉岡宿が舞台。

町の将来を心配する穀田屋十三郎(阿部サダヲ)は、知恵者の篤平治(瑛太)の「殿様に千両(現在の3億円)を貸して、その利息で町を救う」というアイディアで町を救おうと計画する。2人の呼びかけで集まった支援者たちと共に、私財を投げ打ち必死にお金を集め、ただ純粋に町のため・人のために動いた男たちの奮闘を描く。

原作は、歴史学者である磯田道史さんの著書「無私の日本人」に書かれた3人の物語の1つ「穀田屋十三郎」の実話がもとになっています。

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阿部サダヲ&中村監督 インタビュー

映画「殿、利息でござる!」の阿部サダヲさんと中村義洋監督のインタビューコメントは以下より。

◆この映画はどんな思いで作られたのですか?

中村監督
深刻なことを深刻に描いてもしょうがないだろうと思っていまして、エンターテインメントの中で本当に伝えたいことを伝えられるようにしたいと。原作はコメディっぽさはほぼないんですけど、面白がって観てるうちに、伝えたい大事な事や思いを笑いながら伝えられたらと思いました。そういう映画をやるときには、阿部サダヲとまたやりたいっていう思いがありました。

殿、利息でござる!中村監督

◆原作に惚れこまれた理由は?

中村監督
実際にいたこの人たちのやった事の凄さと、中盤にでてくる「慎みの掟」という自分たちが凄いことをやったとは子々孫々に至るまで他人に言わないという、そういう考え方が、なんとなく僕の中にもここ5~6年くらいずっとありまして、そういう風に生きていきたいと思ってたんです。

映画だと、公開初日に記念撮影するんですけど、記念撮影の時だけ来るプロデューサーとかいるんですよ(笑)何なんだと(笑)でも、美術部さんとかは朝早くみんなが来る前から作業していて、そういう方たちは撮影時には違う現場で作業しているので記念撮影には参加出来ないんですけど、そういう人たちと本当に偉いのはどっちなんだと、ずっと思っていて。

自分の子供にも、そういう風(慎ましく)になってほしいという思いがあるなかでこの原作を読んで、やるしかないなと思いました。

殿利息でござる!監督の想い

◆今回の役は主演でもセリフは少なめでしたが?

阿部サダヲ
十三郎さんってまっすぐな人で、変化球を投げない人なんですけど、(物語では)次々に色んな方が増えていくので、他の方の演技を見ているのが楽しかったです。変化球投げる人は他に沢山いますから、はっちゃけてる人のを見てるのが楽しかったです。十三郎さんは途中でスネていなくなっちゃうし(笑)そういうパターンは初めてですよね(笑)主演した映画で客観的にみられたのは初めてでした。

殿利息でござる!阿部サダヲ コメント

◆脚本に力を込めたところは?

中村監督
どうやったらより多くの人に伝えられるか、敷居を低くしてというか(誰でも)入りやすいようにしたいと悩みました。凄い人たちの話じゃないですか。だから教育映画のようにならないようにと。また “本当は(お金を)出したくない人” が原作には出てこないんですけど、実際は、儲かると勘違いしてる人がいたり、西村雅彦さんの役とかそうなんですけど、本当はそうだったんじゃないか?と思って映画にはそういう人を混ぜています。

◆思い込んだら一直線で試練の道を選ぶ十三郎と自分は似ていますか?

阿部サダヲ
思い込みは激しいほうですけど、試練の道はいかないですね(笑)十三郎さんとは違いますね、いまだに「阿部サダヲ」って名前残したくなっちゃいますし(笑)

阿部サダヲ、自分は名前を残したい(笑)

◆好きなシーンは?

中村監督
妻夫木くんとサダヲさんの(兄弟の)くだりとか。あと、瑛太くんの役には自分の想いも重ねていて、千葉雄大くんが演じる大肝煎に「あんたはどっち向いて仕事してるんだ」というあのセリフは、一映画人としてプロデューサーに最も言いたい事をこめて叫んでもらいました(笑)

◆印象に残ったことは?

阿部サダヲ
僕はセリフがそんなに多くないので、目の表現や表情で芝居をしようという話になって、そこは気を付けました。でも、表情という意味では、山崎努という人は凄いなと。すごい表情するなぁと思います。でも現場では一回も会ったことないです、お父さんの役なんですけど(笑)。

阿部サダヲ、山崎努は「表情がすごい」

◆お殿様役・羽生結弦さんの印象は?

中村監督
選んでよかったと。キャストが豪華だったので(殿様は)超越した方じゃないと見るほうも納得しないだろうなと思ったので、ダメもとでオファーしたんです。ほかの俳優さんには本番のリハーサルまで(殿さまの役が誰なのかを)明かさず、驚かせようと思っていました。

阿部サダヲ
誰がやるか教えてくれないので皆で予想してたんですけど、予想をはるかに上回ってきたのでビックリしました。仙台だからサンドイッチマンさんが来ると予想してたんです(笑)アスリートの方だから、(羽生さんの)お芝居はどうなの?と思うじゃないですか。でも、すごく自然で所作も綺麗で本当に驚きました。

*  *  *

以下は映画の予告動画。


映画「殿、利息でござる!」キャストは、阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、寺脇康文、きたろう、千葉雄大、橋本一郎、中本賢、西村雅彦、山本舞香、岩田華怜、重岡大毅、羽生結弦、松田龍平、草笛光子、山崎努ほか。

広島では、八丁座、広島バルト、イオンシネマ広島、TOHOシネマズ緑井、109シネマズ広島、Tジョイ東広島、福山エーガル8シネマズにて公開。

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( 記事: Mika Itoh )

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