諸田ごんぼう祭り、極太の高級ゴボウが飛ぶように売れる!府中市で年に1度の即売会
広島県府中市の冬の風物詩、諸田ごんぼう祭りが2015年は12月20日に開催されました。極太ごぼうが飛ぶように売れる、シンプルかつこの地ならではのお祭りです
主役はゴボウ!という珍しいお祭り「諸田ごんぼう祭り」が、2015年12月20日に広島県府中市のサン・ステージ羽高湖にて開催されました。
諸田ごんぼうは、とにかくデカい!ゴボウというより、まるで木の枝のよう。府中市の特産品である諸田ごんぼうは、「極太なのに柔らかくて美味しい」として知られています。
この地域ではお正月の食卓に欠かせないものとして買い求める方が多いそうで、この日も多くのお客さんが会場につめかけました。
諸田ごんぼう 争奪戦!高級ごぼうが、飛ぶように売れていく
府中市の冬の風物詩「諸田ごんぼう祭り」。会場のステージ上に山盛りにごぼうが用意される即売会が中心のイベントです。
諸田ごんぼうは、500円/1000円/1500円の束で用意され、量や形によって価格が異なるよう。
会場に向かう途中、新聞紙にくるんだ山のような量のゴボウを抱えて帰る人の人の群れと出会い、“私のごぼうは残っているのだろうか…” と不安が募る。
会場到着、あれ・・・人が少ない??
10時開始のイベントで、10時30分に到着したにも関わらず、ほとんど残っていません…! なんとかギリギリで、500円のものを1束ゲットできました。
スーパーなどで購入する普通のごぼうは、200円前後で売られていますが、今回購入したのは500円。 “けっこうお高め?” なんて思った方、とんでもありません。
太さは野球のバット並み。一般的なものと並べて比べてみると、その差は歴然です。
イベントスタッフの方によると、この祭りでは市場価格の半値以下で購入できるため、毎年あっと言う間に売り切れてしまうのだそうです。
人気の高い「諸田ごんぼう」は、このお祭りで販売するためにストックされていることから、市場にはほとんど出回る事が無いようです。そのため、この機会を逃すと買うことは難しいのだとか。
そんなこともあり、早朝から会場には人だかりができ、何束もまとめて購入していく人が多い。ずっしりと重い諸田ごんぼうを抱えて歩く人のうしろ姿は、なんだか嬉しそうでした。
祭り当日は、諸田ごんぼうの即売会のほかに つきたての「ごぼう入り餅」が振る舞われており、こちらも人気。
「順番よ!」「食べてない人が先じゃけーね」と、エプロン姿のお母さんたちが手際よく切り分けていきます。
ほんのりと塩味がきいたごぼう入りのお餅はあたたかく、ごぼうのいい香りがしました。
諸田ごぼうが主役という、実にシンプルなお祭りですが、この地ならではの旬を楽しめるイベントでした。年に1度のお祭りですが、来年以降の参戦を考えている方は、早い時間から待機されることをおすすめします。
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