呉市中央公園、遊具と貯水槽備えたまちの憩いゾーン

公開：2013/06/22 伊藤みさ │更新：2024/06/08

呉市の中央公園は、呉市役所本庁舎（広島県呉市中央4丁目）の周辺にある、市民の憩いのスポット。

呉市役所本庁舎と呉市体育館の間、噴水モニュメントがある広場やすべり台・ブランコが配置された広場を主に「中央公園」と呼びますが、市役所から蔵本通りを挟んだ向かい側にある通り沿いの各広場も「中央公園」の一部として整備されているようです。

蔵本通り沿いのエリアは、地元の方には『花の広場』『芸術の広場』『集いの広場』との呼び名で親しまれており、夜に屋台が出たり、イベントやお祭りの会場として使用される機会が多い印象です。

中央公園の「花の広場」で印象的なのはやはりこのどんぐりをイメージさせる大型遊具でしょうか。

配色も鮮やかでまだ新しく（2013年5月撮影時）、様々な遊び方ができる遊具。これはこどもたち大喜びしそうです。余談ですがこの大型遊具のフォルムや配色、小田島公園（廿日市市）やみよし運動公園（三次市）の遊具と似ていて、どちらも人気の公園です。

大きな遊具がある公園は大抵まちの中心部からちょっと離れた場所に置かれていたりしますが、こちら呉市の中央公園は市役所のすぐ近く。交通量の多い蔵本通り沿いにある遊具・公園なので、お子さんなどを遊ばせる場合は車道へ近づかないように注意が必要です。

遊具のそばには綺麗に手入れがされた花壇があったり

BIRD DOME(バードドーム)と呼ばれる鳥小屋や日陰を作ってくれる大きな木、ベンチがあったり・・・とゆっくり過ごしやすい環境が整えられていて癒されます。

売店・乗り物コーナーもあり、ここだけプチ遊園地のように。(週末のみ営業のようです)

この川沿いを呉港方面に歩いていくと戦艦大和／造船の街らしいオブジェのある風景がありました。

蔵本通り沿いにある広場はエリア毎にテーマが設定されていて、呉港側から市役所方面に向けて順に『出会いの広場』『水の広場』『集いの広場』『芸術の広場』『こもれび広場』『花の広場』となっています。

一方、呉市役所本庁舎・体育館・駐車場などがあるエリアには噴水やベンチなどが置かれ、周りをマンション・ビルに囲まれていることから、都市型公園のイメージ。

噴水モニュメントは高さ11m。呉市の「市制施行70周年」を記念し昭和47年に完成したものだそう。

美術的な表現のほか、そのそばにたてられた看板には「この貯水槽は大きな災害のときに火災の消火や皆さんの飲料水として使用する施設です」とありました。

「公園」と言われる割にはこちら側には遊具などが少ないと思っていたのですが、有事の際には避難場所として活用される場所のようです。

【2024.6.7 追記】
中央公園の噴水広場周辺は防災機能を強化させるため、2027年頃の完成を目指し再整備中。噴水については撤去され、再整備後に設置される新たな噴水の一部として使用できるよう、検討されているとのこと

また、広場横にある呉市役所本庁舎は2015年度の完成を目指して建て替え工事中(2013年6月現在)。まちの中枢が変わっていく様子には少し寂しさを覚えつつも、新たな魅力を増してより賑わう場所になりそうです。

中央公園
住所	広島県呉市中央4丁目ほか
駐車場	市営駐車場を利用（有料）
備考	中央公園・蔵本通り「花の広場」売店は土日祝日の9時頃～夕方まで
周辺	呉市グルメ / 呉市スポット / 周辺おでかけマップ

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