八田原ダム、芦田川を司る施設はヒンヤリ堤体内の一般開放も
世羅と府中市の境界にある八田原ダムは、備後を流れる一級河川・芦田川の流れを司る防災がメインのダム。開放施設の見学やダムカードもあり。
広島県・世羅町にある、八田原ダム。完成した1998年には八田原ダムに架かる「夢吊り橋」がギネスブックにも載りました。現在も、定期的にイベントが行われるスポットです。
八田原ダムの住所は世羅郡ですが、その堤体の下からは府中市となっており、世羅と府中の境目にあります。
広島県三原市大和町をはじまりとして様々な支流と合流しながら世羅郡・府中市・福山市を流れて瀬戸内海へと注ぐ一級河川・芦田川。
川幅が広く流れが緩やかな印象のある芦田川ですが、過去には洪水により大被害を被った経験が幾度もあることから水害防止を主な目的として建設されたのが八田原ダム(はったばらだむ)。
ダム堤体の内部が毎日解放されており、ダムの上から下まで自由に行き来することができます。そんな八田原ダムの風景をご紹介します。
見晴らしスポットやダム堤体内まで気軽に見学できる、八田原ダム
府中市にある河佐峡から少し上流へと進んでたどり着いた、ダムの下から堤体内へ入場しました。以下の動画はその様子。
河佐峡の上流へと進むと河佐峡パークゴルフ場があり、その少し先に八田原ダムがあります。下に小さな入口があり、ダムの上まであがれる通路(堤体内監査廊)やエレベーターが一般向けに開放されています。(年末年始を除き、毎日9時~16時)
中に一歩入ると、ひんやり!夏場はとても気持ちがいい(筆者が訪れた夏も、施設内は17℃くらいでした)。
ただし通路は薄暗いため、一人ではちょっと心細いかもしれません。
エレベーターで上まであがると、堤体の上・真ん中辺りに出られます。この横に展望台があり、
ダムのど真ん中から世羅側に広がる芦田湖や、
府中側に緩やかに流れゆく川と山々を見渡すことができます。
ダムファンの間で話題となっている「ダムカード」は、八田原ダムでは管理所2階にて受け取ることができます。
あまり一般の方が立ち入る場所ではないため受付などはありませんが、ドアをそっと開けてダムカードが欲しい旨を伝えるとゲットできます。
このほか、「夢吊橋サマーフェスタ」「秋の夢吊橋ウォーク」「伐木配布」などのイベントが毎年行われています。詳しくは八田原ダムホームページなどでご確認ください。
八田原ダム | |
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住所 | 広島県世羅郡世羅町大字小谷字苦谷山1100-1(管理所の地図) |
電話 | 0847-24-0490 |
ダム見学 | ダム堤体監査路及びエレベータ 年末年始を除き9時~16時 職員による管理施設の説明を行う団体向け見学会も申し込みできるとのこと |
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