山賊焼きは広島生まれ?愛され続けた老舗と広島の歴史
山賊焼きが、広島生まれのグルメだと言うのはご存知だろうか?広島で愛された老舗とその歴史
派手な装飾に懐かしい建物、そして素朴なメニューが広島県民からも愛されている山口県の人気店・山賊。
あのお店の看板メニューである、鶏の足を甘辛いタレに漬け込んで炭火で焼いた「山賊焼き」が、広島生まれのグルメだと言うのはご存知だろうか?
山賊焼きは、山賊をつくった高橋太一さんが、かつて広島駅そばの的場町で開業した居酒屋で提供していたメニューでした。
これらをもっと広い場所で提供したいと、高橋さんは地元・山口県の山を購入し、ゼロから開拓して誕生させたのが、現在の山賊なのです。
ひろしま老舗物語、馴染みの店の意外な歴史
このお話は、2014年10月20日から発売された本「ひろしま老舗物語」の中で紹介されていたもの。この本は広島ホームテレビの番組「熟年ファイターズ」から出たスペシャル本で、
山賊のほかにアンデルセンやMON、チチヤス、メガネのタナカなど、馴染み深い広島生まれの老舗店にどういう歴史があるのか?をまとめたもの。広島で長く愛され続けたきた31店舗の老舗が紹介されています。
また、個人的に興味深かったのは、本の最後のあたりで紹介されている古写真。およそ60年前の広島県の様々な街の風景が掲載されているのですが、まさに映画「3丁目の夕日」の世界。
見慣れた八丁堀交差点も、今とは別世界。建物も看板も道路の風景も今とは違い、ロバが荷車をひいて販売されていたという「ロバのパン屋」もかなり新鮮でした。たった60年で町はこんなにも変化してしまうのだと、改めて衝撃をうけました。
また、その風景の中に見つける見覚えのある看板や、今も走る路面電車。この時代を知る方にとっては、非常に懐かしい風景となっています。
ひろしま老舗物語は、フルカラー(古写真以外)で約100ページ。広島県内の主要書店やぽるぽるSHOP、Amazonなどで販売されています。
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