公開:2012/12/02 Mika Itoh │更新:2020/04/11
広島市郷土資料館、江戸時代からの広島の暮らしや郷土文化をテーマにした博物館
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広島市郷土資料館は、かつて陸軍の缶詰工場として使われていた被爆建物。赤レンガの外観が美しく、広島市の重要有形文化財にも指定されています。
広島市南区宇品にある郷土資料館は、広島の歴史や生活の様子、郷土文化などをテーマとした博物館。赤レンガの美しい外観がトレードマークの広島市郷土資料館は被爆建物で、
旧日本銀行広島支店などと同じく、広島市の重要有形文化財にも指定されています。
郷土資料館の建物はもともと、陸軍の缶詰工場として使われていた建物だそう。被爆したものの建物は無事だったため、戦後はカルビーや民間企業が活用していたようです。
後に工場は閉鎖され、管理が広島市に移り、現在 郷土資料館として運営・活用されています。この建物自体にも、とても歴史があるんですね。
広島市郷土資料館では、常設展と企画展が開催されています。常設展では、江戸時代以降から広島ではどんな暮らしをして、どんな風に発展してきたのか?などが、実際に生活に使用されてきたモノなどを展示。その一部をご紹介します。
広島市郷土資料館、広島の昔を知れる常設展
以下は、常設展示の入口の様子。
中に入ると、様々な模型や当時使われていた器具などが置かれています。以下は、広島を代表する カキ養殖の様子を解りやすく解説されています。
海上に浮かぶ牡蠣筏と、その下がどのようになっているのか?、抑制棚の様子などもよくわかります。また、広島港のあたりで海苔の養殖も盛んだったようです。
また、全国シェア1位の牡蠣と並び、広島県が日本一の生産量を誇っていたのが「かもじ」。
かもじ とは、女性が日本髪を結う時に、髪形を美しく整えるために使われていた「入れ髪」「添え髪」のこと。広島市安芸区矢野で盛んに生産されていたようです。
その他、お米作りに使っていた道具や
それらを運ぶ川舟の復元展示、
また、当時の暮らしぶりが垣間見れるような家具や小物まで、
歴史を感じる様々な展示が見られます。
広島市郷土資料館 季節ごとにいろんな企画展も
広島市郷土資料館では、その時期によって様々な「企画展」が開催されています。2012年10月20日から12月16日までは、広島電鉄の100周年を記念した企画展を実施。
館内の通路には、実際の路面電車と同じサイズの線路が描かれ、路面電車を模ったコーナーも設けられていました。
また、非常に懐かしい看板や、
貴重なヘッドマークなどの展示も。
この他にも、電車ファンにはたまらない様々なお宝が展示してありました。
常設展・企画展ともに、大人も子供も楽しめると思います。両方の展示が見られて、入館料はたったの100円!(子供は50円)団体利用なら、ここから更に割引があるとのことです。無料駐車場もありますので、気軽に立ち寄ってみては。
広島市郷土資料館 | |
---|---|
住所 | 広島市南区宇品御幸二丁目6-20 |
時間 | 9時~17時(入館は16時30分まで) |
入館料 | 大人100円、子供50円 (30名以上の団体はさらに割引あり) |
駐車場 | 無料あり |
問合せ | 082-253-6771 |
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