公開:2013/04/29 伊藤 みさ │更新:2019/06/04

江田島 海軍兵学校内を見学!ロケで使われたあの場所も

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江田島の人気観光スポットの1つ、江田島の海上自衛隊第1技術学校(旧 海軍兵学校)。映画のロケ地としても使われたこの場所は、施設見学をすることができます。学校内の様子をご紹介します。

江田島の海上自衛隊第1技術学校(旧 海軍兵学校)にて、一般向けの 構内見学が毎日行われています。この場所は海上自衛隊の中の教育訓練機関のひとつで、「軍将校養成の基地」として東京・築地からこの江田島へ移転された施設。

江田島 海軍兵学校内を見学

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現在では 幹部候補生学校や 砲術/航海/通信/潜水などの知識や技能を習得させるための「第1術科学校」などになっています。(ちなみに第2術科学校は横須賀基地、第3術科学校は下総航空基地、第4術科学校は舞鶴基地にあり、それぞれで教育する分野が違うそうです)

旧 海軍兵学校 の基地内見学は広報の一環として実施されているそうで毎年7万人もの人が訪れるという江田島の観光スポットのひとつ。

海軍兵学校=赤レンガ をイメージする人も多いですがそれだけでなく美しい建物が沢山!建築美にも萌えることができそうな 江田島 海軍兵学校内 見学の様子を一部ご紹介します。

江田島 海軍兵学校 見学の動画など

まずは見学の流れを以下の動画からご覧ください。

海上自衛隊江田島基地 の入口ではまず門のところには厳しい目をした警備員(?)の人が立っています。ゆっくり近づいて行くと、「見学の方ですか?あちらの駐車場に停めて、受付をしにきてください」と誘導されます。

見学は無料ですが、入場する際には名前・住所などの名簿への記入が必要です。指示に従って移動し、お土産などが売られている待ち合いの建物で時間になるまで待ちます。

江田島 海軍兵学校 見学者集合場所

江田島 海軍兵学校 見学者集合の図

筆者が参加した見学では20名くらいの人がいて「団体行動でお願いしますね!」と最初に注意が促されます。

見学はガイドの方が1人ついてスタート。最初に案内されたのは卒業式などの式典で使用されるという「大講堂」。1917年(大正6年)に造られたというこの大講堂ですが古さを感じさせず厳かな感じ。式典などが行われていない時にはこの中に入ることもできます。

江田島 海軍兵学校 大講堂の画像1

江田島 海軍兵学校 大講堂の外観2

運よくこの時は入る事ができました。高い天井に吊るされた照明は船の舵のような形をしていて、天井部には細かい模様も。この空間はNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の撮影にも使われ、海上自衛官の学生・職員さんもエキストラとして登場したそうです。

江田島 海軍兵学校 大講堂の中1

江田島 海軍兵学校 大講堂の中2

江田島 海軍兵学校 大講堂の中3

江田島 海軍兵学校 大講堂の中4

大きな扉は当然ですが手動式。開閉する音にも迫力と趣きがあり、扉を閉めるだけで「おぉーっ」と見学者が声をあげる場面もありました。

江田島 海軍兵学校 大講堂の扉

そしてこの基地を象徴する 赤レンガの建物は 幹部候補生学校庁舎(旧海軍兵学校生徒館)

江田島 旧海軍兵学校の生徒館(赤レンガ)

イギリス人建築家が設計し、イギリスから海を渡って来たという高価なレンガが使われているそうで1893年(明治26年)に造られたとは思えないほどきれいな建物です。

この時には入口の近くまで行けませんでしたが、毎年夏に行われている サマーフェスタでは近くまで行く事ができ、渋い表札(?)も見ることができました。(いずれの場合も館内に立ち入る事はできません。)

ちなみにこの幹部候補生学校庁舎の横の長さは140m以上あるそうですが、ガイドの方によれば戦艦大和の全長はこれのほぼ倍の大きさとのこと。戦艦大和の姿を見る事はできませんが、そのスケールの大きさを改めて感じることができます。

江田島 旧海軍兵学校の生徒館(赤レンガ) 全景

この横に長い庁舎の廊下も 「坂の上の雲」のロケで使用されたそうで、「ここでモックン(本木雅弘さん)が走るシーンを撮られとったよ」と解説が入るとこぞって記念撮影が始まりました(笑)

江田島 旧海軍兵学校の生徒館(赤レンガ) 廊下

「赤レンガ」と並んで横に建てられている白い建物が「第1術科学校学生館」。こちらは入口がガラス張りになっていて近代的な雰囲気も。(サマーフェスタの時にはここのお手洗いだけ立ち入る事ができました。以下の写真は正面入口前からのものですが、見学案内では建物の横を横切っただけでした。)

江田島 海軍兵学校 第1術科学校学生館
※写真は 江田島サマーフェスタで撮影したもの

「赤レンガ」の裏側にあるのが、この見学会のメインとも思われる 教育参考館。ギリシャ神殿風の造りで巨大。基地内の見学では写真などの撮影は許されていますが 唯一 許可されていないのがこの場所です。

江田島 海軍兵学校の 教育参考館

勝海舟の書をはじめとして旧海軍の貴重な資料や特攻隊員の遺書などもデリケートなものも数多く展示されているため その敬意・慰霊の意味を込めて 脱帽、撮影禁止とされているのだそうです。

見学所要時間はおよそ1時間30分。このうち50分程度が教育参考館での資料見学となります。

最後に戦艦大和の主砲弾像などを見て見学終了。(呉イベントでは戦艦大和の主砲の太さに合わせてつくった「太巻き」が日本一に認定された事もありましたね)

戦艦大和の主砲の像

貴重で歴史の重みを感じる資料館をじっくり見た事もあり、見学者さんたちは帰り道で疲労の色も見えていましたが普段の生活とは異空間の基地内で 心なしか背筋も伸びたような気がしました。

江田島 海軍兵学校 見学者たちの画像

江田島 海軍兵学校見学の記念スタンプ
見学記念スタンプもありました

▼海上自衛隊 第1術科学校
住所:広島県江田島市江田島町国有無番地
江田島基地の地図を確認
見学時間帯:(平日)10時30分から/13時から/15時から
(土日祝日)10時から/11時から/13時から/15時から
※所要時間は1時間30分くらい。団体の場合はお問い合わせください。見学は無料です
海上自衛隊 第1術科学校/防衛省

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