公開:2011/04/16 伊藤 みさ │更新:2021/09/16
宮島 厳島神社の桃花祭、大鳥居バックに 陵王などの舞い
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厳島神社で春の年中行事、桃花祭りが開催されました。高舞台に桃の花が飾られ、高舞台では舞楽(ぶらく)が披露されている様子を動画と写真で詳しくご紹介。
宮島の桜の木にも、鮮やかな緑の葉が出始めた2011年4月15日。厳島神社 高舞台にて桃花祭の舞楽が行われました。
桃花祭とは、文字通り桃の花のお祭り。厳島神社 高舞台には桃が備えられ、その横で舞楽が披露されます。
舞楽は、平清盛によって京の都から宮島に伝えられたもので元々はインドやベトナム、中国のものでしたが、現在では日本のみに残る伝統舞踊。
宮島の商店街なども閉まり、静まり返った宮島の厳島神社で静かに 舞楽が始まりました。
厳島神社の桃花祭 陵王の舞いほか
以下の動画は、舞楽の様子。
振鉾(えんぶ)、万歳楽(まんざいらく)、延喜楽(えんぎらく)など、それぞれに違う衣装を身にまとい祈りを捧げる舞や武将の舞などが披露されていきます。
桃の花が備えられる。
観客もたくさん。
舞楽がスタート。
そのほとんどが緩やかで優雅なもの。18時からはじまった 桃花祭は、時間が経つにつれてどんどん陽が沈んで行き雰囲気もまたゆっくりと変わって行きます。
蘭陵王(りょうおう・陵王ともいう)の演目になると「おぉぉ…!」というざわめきが。
蘭陵王というのは、実在する名将の逸話にちなんだ曲目だそう。優しく 美しいその顔を隠し、迫力のある面をして戦に挑み、勝利を収めたことを兵士たちが喜び、その勇士を歌や舞にしたことが現在に伝わっているそうです。
他の舞よりも若干、躍動感のある舞でした。
音楽ももちろん生演奏。夕暮れ時から陽が沈み、大鳥居が明るく照らされる頃まで(約2時間強)行われる演奏は大変そうです。
通常ならば17時までとされる厳島神社の拝観時間もこの時には開放され、入ることができてなんだか特別な気分。ライトアップされ、水面にもその光が映る風景は美しい!
毎年この桃花祭の翌日から3日間は桃花祭御神能という能舞台が行われるので興味のある方は、宮島 厳島神社へ!
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