公開:2013/07/06 伊藤 みさ │更新:2019/01/13
豊国神社(千畳閣)豊臣秀吉が建立命じた宮島最大の大経堂
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- 廿日市市 スポット 観光
宮島の豊国神社(とよくにじんじゃ)は、厳島神社のすぐそば小高い場所に豊臣秀吉が建立を命じた大経堂で、その広さが畳857枚分あることから千畳閣(せんじょうかく)とも呼ばています
宮島といえば厳島神社が有名ですが、この横の丘の上に建つ大きな建物が、豊国神社(千畳閣)。
豊国神社(千畳閣)と五重塔
豊国神社は通称、千畳閣(せんじょうかく)と呼ばれている、豊臣秀吉が建立を命じたという大経堂(経典を納めたり呼んだりする場・寺院)です。豊国神社の隣には、朱色が鮮やかな五重塔が建っています。
[千畳閣建設に関わる人の労をねぎらうために生まれたグルメ、太閣力餅]
豊国神社(千畳閣)は宮島島内で最も大きな建物で、畳857枚分の広さがある事から「千畳閣」と呼ばれるようになったそう。入場料(拝観料)は100円。土足では入れないため、靴を脱いで千畳閣の中へ。
豊国神社(千畳閣)の天井部には様々な教典、大鳥居の尺杖も
千畳閣の中に入ると、大きな柱が幾つも並び、板張りの床の上にはほとんど何も置かれていない。
天井板が張られていない梁の部分には教典らしきものがたくさん展示(奉納?)されていて、他にはない独特の雰囲気があります。
中央「御神座」の上にのみ天井板があり、賽銭箱やおみくじなども用意されています。
壁のない長い回廊がある厳島神社に見慣れている広島人の筆者はこれまで、あまり疑問を抱きませんでしたが、千畳閣にも壁がありません。
実はこの千畳閣は、未完成の神社。建立を命じた豊臣秀吉が、この千畳閣を造っている時に急病で亡くなった事から工事も中止された為なのだとか。
未完成の千畳閣ですが、巨大杓子(しゃもじ)が奉納されていたり
明治8年に再建された 大鳥居を立てる際に使用された尺杖(長さを計る現場用の物差し)が、柱として使用されている様子を見ることができます。
また、建物の周りをぐるりと囲むように造られている広い廊下まで出てくると、厳島神社を眼下に見渡すことが出来ます。
秋には、豊国神社(千畳閣)目の前の銀杏が美しく色づく
豊国神社(千畳閣)の前には大きな銀杏の木があり、新緑の季節も気持ちがいいのですが、
秋になると、鮮やかに美しく黄色に色づいて、千畳閣をさらに美しくみせてくれます。
観光客の多い宮島ですが、千畳閣は混み合う事は少ないため、回廊などに座ってゆっくり過ごしたり眺めを楽しむことができます。
江戸時代には交流の場・納涼の場として親しまれていたとも言われており、現在では神楽の奉納をはじめ、展覧会、演奏会の会場としても使用されています。
海から見た春の千畳閣
豊国神社(千畳閣) | |
---|---|
住所 | 広島県廿日市市宮島町1-1 |
時間 | 8時30分から16時30分頃 |
問合せ | 0829-44-2020 厳島神社 |
拝観料 | 100円 |
備考 | 宮島グルメ / 宮島のお出掛けスポット |
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