すいばり、ひっつきもっつき は方言だった…広島人の驚きあるある
「すいばり」「ひっつきもっつき」が、他県の人に通じないなんて…!広島県民ならではのご当地あるあるネタを、ちょっと掘り下げてみます。
草むらで遊んだ子供たちや農作業後など、衣類や犬や猫などについて離れない、トゲや粘着力のある植物「ひっつきもっつき」。秋から冬にかけてよく悩まされる厄介者です。
広島出身の筆者が「ひっつきもっつき」という言葉を他県出身の方に使った際、通じず衝撃が走りました。ひっつきもっつきが、方言だったなんて…!
※画像は「コセンダングサ」
「オオオナモミ」や「コセンダングサ」などフックのように先端が曲がったトゲを持ち、動き回る動物にくっついて分布を広げる種子を持つ植物の事を総称して広島人は “ひっつきもっつき” と呼んでいます。
また、これが転じて くっついて離れない・まとわりつく人や子供に対して「お前はひっつきもっつきじゃのー」「ひっつきもっつきせんの!」などと使う事もあります。
一般的には、ひっつきもっつきの事は“ひっつき虫”と呼ばれているようで、生物学では「動物付着型の散布体」と呼ぶのだとか。
「すいばり」…って標準語に直せない広島人
県外の人に使って通じなかった広島弁、としてよく話に聞くのが「すいばり」。
竹や木の細い破片がトゲや針のように指などに刺さったものを広島弁ではこう呼ぶのですが、県外の人に使うと意味が分からず「ぽかーん」とされる事が多い。
ではこれをなんと呼ぶのか?と聞いてみると、「トゲ」などという答えが返ってきて どうも腑に落ちない…なんてことも広島人あるあるネタです。
ちなみに、広島県内でも地域によっては「すいばり」ではなく、「そばり」「そべら」など違う呼び方をすることもあるよう。それぞれ違いがあるからこそ面白く、調べていくと意外な発見があってオモシロイです。
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