公開:2016/01/29 伊藤 みさ │更新:2016/10/31
三原・達磨記念堂、極楽寺に7000体のダルマコレクション!
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青山コレクション達磨記念堂には約7000体のダルマがズラリと展示されています。三原のだるま市「三原神明市」の日には、2年に1度だけ一般公開が実施されます。
タコとダルマの町、広島県三原市に達磨(だるま)だらけのお寺、極楽寺があります。
極楽寺本堂の横にある「青山コレクション達磨記念堂」には、先代の住職が収集した1000個のダルマと、達磨コレクター・青山昭美さんのコレクション6000個が保存されており、その規模は日本一!なのだとか。
三原のダルマはもちろん、全国のご当地ダルマのほか、おもちゃ・器・のれん・凧など、ダルマの関連商品も幅広く収集されています。
達磨は日光の影響を受けると傷みやすいため、通常は一般公開をされていませんが、三原市で開催される「だるま市」の日には、2年に1度だけ一般公開されています。貴重なそのコレクションを特別に見せて頂きました。
日本各地のダルマが勢ぞろい!達磨記念堂内部の動画と1階詳細
以下の動画は、青山コレクション達磨記念堂の様子。
青山コレクション達磨記念堂にある7000体の達磨は、種類別・生産地別にきれいに分けてディスプレイされています。
記念堂は2階建てになっており、1階はお菓子の付録から食器、おもちゃ、神社の絵馬、合格祈願グッズや「生活の中のだるま」など、広島県内(主に三原近郊)でつくられた達磨が展示されています。
「七転び八起き」の象徴・縁起物として親しまれる達磨。身近なところにこんなにも達磨が溢れていたのか、という発見と、そのバリエーションの多さに驚きます。
達磨記念堂2階は地方別に分類された、資料館のような空間
2階には、民芸品などで達磨の違いを地域別に見る事ができます。
三原市の「三原だるま」は、毎年新春に開催される「神明市」で販売される伝統工芸品。「願いが成るように」と鳴り物や鈴・小石を入れたり、豆絞りのハチマキをしているのが特徴です。
また、戦前に作られた「広島だるま」も。にこやかな表情が印象的ですが、原爆で焼かれてしまった為、戦前のものは非常に貴重なのだとか。
この他、石灰岩に恵まれた山口・美作市では土産ものとして大理石の達磨がつくられていたり、
カラフルなものや、
女性っぽい顔つきのものなど実に様々!
ちなみに、達磨に描かれているあの太いヒゲと眉毛は、縁起のよい「亀」の甲羅と「鶴」の形を表現して描かれているのだとか(諸説あり)。
(これは極端な例ですが)
こちらの記念堂の名前が「青山コレクション」と付いているのは、全日本だるま研究会の会長を務めていた東広島市の青山昭美さんのコレクションを引き継いで展示しているため。
青山昭美さんが亡くなられた後、約6000個のダルマが極楽寺に寄贈されたため、記念堂を開設したのだそうです。
極楽寺の本堂は重要文化財に指定されてますが、この達磨記念堂もまた、学術的価値も高く研究者・愛好家から高い評価を得ています。
展示されているダルマたちは地域によって形も表情も様々で、凛々しいものからコミカルなものまでいろいろ。コレクターでなくても楽しめる記念堂となっています。
青山コレクション達磨記念堂は、達磨の劣化を防ぐために通常は公開されていませんが、2年に1度「三原神明市」の日に一般公開を行われていますので、その時には是非。ちなみに、2016年のだるま市では一般公開が行われる予定となっています。
(極楽寺本堂)
青山コレクション達磨記念堂 | |
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住所 | 広島県三原市東町3-5-1(地図) |
電話 | 極楽寺(0848-62-2985) |
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