競売された裸の島ロケ地・宿祢島が、三原市へ「観光客の受入れも」
競売にかけられ、一度は福山市の個人が落札していた宿祢島(宿禰島:すくねじま)を、新藤監督の二男が買戻し、三原市に寄贈しました。
広島県三原市の沖合に浮かぶ小さな無人島・宿祢島(宿禰島:すくねじま)が、三原市に寄贈されました。
宿祢島は、2013年に競売にかけられ、福山市に住むアパート賃貸業を営む上野さん(73)が約779万円で落札していました。
1960年に公開された映画「裸の島」のロケ地であり、ゆかりの地として三原市への寄贈を考えていた 故・新藤兼人監督の二男で映画製作会社「近代映画協会」の新藤次郎社長もこの時の競売入札に参加していましたが、
入札額302万円で落札することができず「(落札者の)上野さんと交渉して、島を買い取りたい」と言っていました。
交渉成立、宿祢島は三原市が管理へ
一度は個人の手に渡っていた宿祢島ですが、その後 交渉が成立し新藤さんが買い戻し「映画文化遺産として地元自治体が持って管理して頂けたら」と、三原市に寄贈。
佐木島・鷺港から見た宿祢島
三原市はこれに対し「島の自然を残しながら桟橋などを作り、観光客の受け入れも出来るように検討したい」とのこと。
宿祢島は映画のゆかりの地であるほか、新藤監督にとっては妻で女優の乙羽信子さんが亡くなった際も、親族3人で宿祢島に訪れ、ここで散骨をしていることからも、かなり思い入れの深い場所であったようです。
三原市が今後、宿祢島をどのように管理し観光地化していくのか、注目されます。
ちなみに、広島県の「島の競売」と言えば、過去に呉市の三ツ子島も競売にかけられ、1億円で落札されています。
via.2014 宿祢島の競売 / 裸の島を三原市に寄贈
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