日本の奇祭!広島・住吉神社で「焼嗅がし神事」イワシ1000匹焼き、臭いで厄除け
住吉神社(広島県広島市)で節分の伝統行事、節分祭で「焼嗅がし神事」が行われました。イワシ1000匹を焼きた臭いで、厄払いをするというユニークな平安時代の節分神事です。
住吉神社(広島県広島市中区住吉町5-10)では毎年、節分祭でイワシの頭1000匹を焼く厄払い神事「焼嗅がし(やいかがし)神事」が行われています。
焼嗅がし(やいかがし)は、大量のイワシを焼いてそのクサイ臭いと煙で厄を払うユニークな厄払い神事です。
焼かれたイワシの頭たち。確かに匂う
節分祭の当日は、住吉神社の境内に “赤鬼・疫病神・貧乏神”などが登場。
2020年の節分祭では、時事ネタも取込み「新型ウイルス肺炎に感染した疫病神」や、「道路逆走男」など“厄介者”たちも現れました。
動画で見る、住吉神社の節分祭「焼嗅がし神事」と「豆まき」の様子
以下の動画は、鬼を追い払った後の様子。
イワシを焼いて、臭い攻撃するのだ!
赤鬼や疫病神などがやってくると「急ぎてイワシ1000匹の頭を焼いて、追い払うように!」「はよ焼け~、そら焼け~」の声が掛かり、巫女が大量のイワシの頭を焼き始めます。
4人の巫女がひたすらイワシの頭を焼く
モクモクモクモク……
モクモクと煙が上がってきたら、その臭いと煙を大うちわであおいで、それらを追い払います。
やってきた「逆走男」も、クサさに退散
「全ての鬼が退治されました!」と参拝者らと万歳した後は、
勝利宣言
豆まきへと続きます。
大人たちも「こっちこっちー!」と手を振りながら、夢中で豆をキャッチ!童心に返っている姿がなんとも微笑ましいですね。
色めき立つ大人たち
豆のほか、運が良ければお餅もゲットできます。
住吉神社「焼嗅がし神事」で焼いたイワシの頭は、参拝者に
大量に焼かれたイワシの頭は、神事が終了するとヒイラギの枝に刺して、
1つずつ鰯の頭をヒイラギの枝に刺していく
こんな感じ
スタンバイ完了
それを、参拝者に無料で配ります。
これで、自宅も厄払い
持ち帰った参拝者は、これを玄関先に1日置いて厄払いをするのだとか。
節分祭の日限定の「焼嗅がしお守り」も
マンションなどでは臭いが問題になることが心配な場合は、同じ姿をした「焼嗅がしお守り」があるので、
こちらを玄関先や戸口に刺しておくと良いようです。
ちなみに、この「焼嗅がしお守り」は節分祭のときだけ、住吉神社の開運お守りコーナーに登場するのだそうですよ。
しっかり厄払いして、今年もいい1年になりますように!
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