公開:2024/07/24 伊藤 みさ │更新:2024/07/24
夏が旬「アワビ」のさばき方・漁師さんオススメの食べ方など【瀬戸内海で獲れる魚介類】
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- 広島の地魚・瀬戸内の魚介類
夏の高級食材・アワビ(鮑)は、瀬戸内海でも漁獲されています。アワビの美味しい食べ方・さばき方をご紹介。アワビは生のお刺身で食べるより、火を通したほうが柔らかくなり旨味も増しますよ!
言わずと知れた高級食材、アワビ。普通のレストランではなかなか出会う機会が少なく、お寿司屋さんや高級レストランなどで取り扱われることの多い食材です。
そんなアワビですが、広島の海や瀬戸内海でも漁獲されています。
アワビは大型の1枚貝。漢字では「鮑」と書きます(鰒や蚫の字を使うこともあるようです)。
アワビの旬は夏。調理前はなかなかグロテスクな見た目なのですが、これが美味しいんですよね。生でも食べることが出来、料亭などではお刺身で出てくることもありますが、
漁師さんのおすすめは、とれたてを殻付きのまま網で焼いてバターや醤油を落とすシンプルな食べ方。ちなみに、生のままお刺身でたべるよりも火を通したほうがアワビは柔らかくなり、旨味も増しますよ!
鮑(あわび)のさばき方
- アワビに塩をたっぷりとまぶし、数分置いたら流水にさらしながら、綺麗なタワシでこすって汚れなどを十分に洗い流します。
- しゃもじのように薄く平なものを、アワビの殻と身の間に差し込んで剥がします。
- アワビの肝やヒモを外し、身の周りにあるヒラヒラした黒い部分や身の固い部分を切り落とします。
- しっかりと水洗いをしたら下ごしらえは完了です
とれたての鮑(あわび)
お刺身にする場合は、吸盤のほうに包丁で縦に切り込みを入れて貝柱を上にして薄く切って行きましょう。
アワビステーキの作り方
- フライパンに油をしき、下ごしらえしておいたアワビの貝柱を上に向けてフライパンへ。中火で約1分焼きます。
- 火を弱火にして日本酒を適量入れます。蓋をして2~3分ほど酒蒸しにします!
- バター(適量)を投入!溶けたら下ごしらえの時に取り除いたアワビの肝の裏ごし(又は包丁で軽くたたいたもの)を入れ混ぜ合わせます。
- 塩・コショウ・お好みで醤油を入れ、みりんで少し照りを出します。
アワビのように高級食材は、自分で調理すると失敗が怖い…と思いがちですが、アワビは少々加熱しすぎても固くはならないので失敗しにくいと思います。
運よくスーパーなどで見かけたら、自分で調理したほうが安く食べられるので、ぜひトライしてみてください。
アワビの殻の内側は、キラキラ綺麗!昔は「魔除け」にも
ちなみに、アワビの殻の内側を見たことがあるでしょうか?
外側はフジツボや海藻などがついていて、一見すると岩と見間違いそうなほど海の中では擬態していますが、殻の内側は虹色に輝く光沢を持った貝殻なんです!
鮑(あわび)の殻の内側は虹色に光っている
昔の人は、伝染病除けや魔除けになるとして、この貝殻を出入り口に吊るしていたそうですよ。
1度で2度オイシイ、アワビのお話でした。
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