宿根の大桜(すくねのおおざくら)、竹原の重要文化財へ
広島県竹原市の宿根の大桜(すくねのおおざくら)が竹原市重要文化財(天然記念物)に指定されました。その陰には、地域の方の地道な努力が隠されていました。
広島県竹原市の教育委員会が2014年4月24日に
宿根の大桜(すくねのおおざくら)を竹原市重要文化財(天然記念物)に指定したことが分かりました。
宿根の大桜(すくねのおおざくら)とは竹原市下野町宿根地区にある樹齢約200年の桜。高さ15m以上ある大木ですがここへたどり着くまでの道のりが少々複雑ということもあり、知る人ぞ知る桜スポットでした。
近年では地元紙で紹介されたり 竹原を舞台に描かれたアニメ「たまゆら」にも登場したということもあり、宿根の大桜を訪ねる人も増加。
そしてついに、竹原市としては初の天然記念物に指定されるまでになりました。
宿根の大桜は竹原市によれば、高さ15m、枝張り19mを超えるエドヒガンの巨木。幹が根本から40~50cmの位置で4本にわかれる「株立ち」状になっていて県下3番目の巨木。
下領家のエドヒガン(庄原市)、小奴可の要害桜(庄原市)に次ぐ大きさのエドヒガンで主に県北に巨木が残っていますが竹原のような沿岸部でこれだけの巨木が残っているのは珍しい
ということもあり、竹原市としては特に貴重な樹木であるとして天然記念物に。
元々は竹林や雑木などに覆われていた宿根の大桜ですが、地域の方がこれを地域の名所とすべく整備と保全を続けてきことで晴れて竹原市重要文化財(天然記念物)に指定。
ただ長い樹齢の木というだけでなく、地域の方に愛されて日の目を浴びることとなった桜。来年もまた、宿根の大桜を訪ね歩くファンが多くなりそうな予感です。
宿根の大桜(すくねのおおざくら) | |
住所 | 竹原市下野町字宿郷359番地 |
天然記念物指定年月日 | 2014年4月24日 |
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