公開:2014/06/17 伊藤 みさ │更新:2018/07/01

どうして東広島には赤い屋根(瓦)が多い?

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どの家をみても、屋根(瓦)が赤い(赤茶色)の地域がある。見渡す限り、同じ赤い屋根の風景が続くのを見てちょっと不思議に感じていましたが、その風景には理由がありました。

新幹線で東広島あたりを通過したとき、赤い屋根の風景が続く事があるのを目にした事はありませんか?

白い壁に赤い(赤茶)の瓦屋根。東広島市西条の酒蔵通りでもよく見られる配色ですが、東広島では民家の屋根もこのような感じ。

どうして東広島には赤い屋根(瓦)が多い?

他の地域では青や黒色など様々な色の屋根(瓦)があるのにどうして東広島は赤い屋根が多いのでしょうか?以下の4択のうち、どれが正解かわかりますか?

  1. 東広島と縁ある戦国武将が好んだ色だったから
  2. 塗料に日本酒を混ぜるとこういう色になった
  3. 市をあげてカープを猛烈応援してるから
  4. 気候に合う瓦にしたらこうなった

赤い瓦は「石州瓦」、厳しい寒さを耐えしのげるため

なぜ東広島(西条)には赤い瓦が多いのか?その答えは……

(4)気候に合う瓦にしたらこうなった

でした!「凍てに強い」として有名な島根の赤い、石州瓦。いい土と高温での瓦づくりによって雨・風・水・凍てに強いとしてこの瓦は有名なのだそう。

冬は厳しい寒さ・積雪のある東広島では以下のような理由から、赤い屋根が使われているとされています。

その昔、造り酒屋の当主たちがこの風土に負けない瓦を求め、近接する石州の瓦職人を呼び寄せてこの地で瓦を造らせた
viasekisyu-kawara.jp

また、ひろしま文化大百科によれば、東広島市では現在でもその景観を残すため学校や公民館でも積極的に赤瓦を使用するという取り組みを行っているため、今でも赤茶色の屋根をした建物が多い、ということなのです。

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