公開:2017/09/04 伊藤 みさ │更新:2017/09/04

広島電鉄の物語「チンチン電車と女学生」 misono主演で東京上演へ

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戦時中に広島電鉄で車掌や運転士として活躍した女学生たちの実話を描く音楽劇(舞台)「チンチン電車と女学生」を、東京で2017年12月2・3日の2日間上演する。

広島や大阪で上演された音楽劇「チンチン電車と女学生」が2017年12月2、3日の2日間、東京芸術劇場 プレイハウスにて上演されます。

広島電鉄の物語「チンチン電車と女学生」にmisono主演で東京上演へ

「チンチン電車と女学生」とは、終戦前に広島に実在した「広島電鉄家政女学校」に通い働く少女たちの友情や理想を描いた実話に基づく作品。

広島県広島市で今もなお市民の足として走り続けている路面電車(チンチン電車)ですが、戦時中に男手を兵役にとられてしまった広島電鉄では、14~15歳の少女たちが車掌・運転士として活躍していました。

「チンチン電車と女学生」はそんな驚きの事実や、そうせざるを得なかった当時の情勢、そして十代ならではの甘酸っぱい恋や友情などを描いたストーリー。

この音楽劇の主演を務めるのは、バラエティでも活躍し今年夏に挙式を挙げたという歌手のmisonoさん。

広島が舞台の話という関係から、東京上映を前に制作発表記者会見をひろしまブランドショップ「TAU」にて実施。misonoほか、キャストの河合美智子、上田堪大、塩月綾香、要冷蔵らが登壇しました。

「チンチン電車と女学生」あらすじ

時は昭和18年の広島。男手を兵役にとられて乗務員の確保が急務になった広島電鉄は、「学業をしながら乗務員として給料がもらえる」広島電鉄家政女学校を設立。

広島・島根から集まった14~15歳の少女たちは勉強のかたわらチンチン電車の車掌、運転士として活躍します。

西の軍都、広島の交通を支えた十代の少女たちはチンチン電車の窓から何を見たのでしょうか?友情、恋、まっすぐな愛国心、家族の絆…さまざまな想いが交錯する中、運命の昭和20年8月6日がやってきます。

区切り

物語は現代を生きる若者(女の子)と、戦時下を生き抜いたおじいちゃんとのやりとりからはじまり、回想として本編へ。

戦時下の話ではあるものの、今の10代にも通じる「青春」のエッセンスもしっかり取り入れられた作品になっています。

主演のmisonoさんは会見で、「戦争をテーマにしているというだけで拒絶して欲しくない。素晴らしい作品なので、絶対に後悔させないので見に来てください!」とPR。作品にかける想いを熱く語りました。

「チンチン電車と女学生」記者会見の様子

音楽劇「チンチン電車と女学生」は2017年12月2日(土)、3日(日)の2日間、東京芸術劇場 プレイハウスにて上演。

チケットはS席前売7000円、A席前売6000円。チケットぴあなどで発売。

出演者オーディションの受付も2017年9月19日まで行われています。詳しくは「チンチン電車と女学生」オフィシャルサイトをご確認ください。

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