公開:2020/10/22 伊藤 みさ │更新:2021/01/16
福山城が「鉄板張り」で全国唯一の城へ「令和の大普請」スタート
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2022年「福山城築城400年」に向け、天守閣のリニューアル工事がスタート。築城当時の外観「天守北側鉄板張り」は全国で唯一と言われ、この復元と耐震工事などが予定されています
福山城(広島県福山市)が、「天守北側鉄板張り」などを行い見た目にもガラリと変化を遂げる
令和の大普請が2022年に向けてスタートしました。
※普請(ふしん):建築や修理をすること
完成イメージ
福山城は2022年に築城400年を迎えます。
初代城主は水野勝成(かつなり)。1619年にこの領地を与えられて入り1622年に築城されました。
時を経て1945年(昭和20年)、広島市への原爆投下の2日後 8月8日の福山大空襲により天守閣と御湯殿が消失。1966年(昭和41年)に天守閣と御湯殿、月見櫓が復元され天守閣は「福山城博物館」として運営されています。
福山城が1622年に築城された当時、鉄砲・大砲で攻め込まれた時の強化のため、天守1~4階までの北側には鉄板が張られていました。この姿は “全国で唯一” と言われたそうですが、1966年の復元時は鉄板張りはかなわなかったよう。
そしてこの度の「令和の大普請」で、耐震工事・外観リニューアルし当時の姿へ復元!このためのクラウドファンディングも実施されています(ふるさとチョイス/窓口で直接)。
立ち入り禁止区域もあるが、工事の見学スペースも設置予定
2020年10月19日より福山城天守前広場内の一部は立ち入りが出来なくなり、順次、仮囲いや足場などの設置が行われます。
福山城博物館(天守閣)も全面リニューアルのため長期休暇中となっています。
立ち入り禁止ゾーンや施設の休暇もありますが、工事期間中はその様子を紹介する見学スペースの整備も行われる予定。変わりゆく城の様子を見ることができます。
また、築城当時の福山城をCG再現したバーチャルツアーも公開中です。
お城の防御として全国唯一であった天守北側鉄板張り復元/天守内の博物館全面リニューアル の「令和の大普請」は2022年8月頃完成予定です。
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