帝釈峡を歩く!自然が創り出した日本一の天然橋 雄橋など(上帝釈 篇)
自然の美しさを満喫できる壮大な渓谷、帝釈峡(たいしゃくきょう)。帝釈峡の中でも見所の多い上帝釈[かみたいしゃく]をご紹介します。写真を撮りたくなるスポットいろいろ!
広島県 庄原市東城町と 神石郡にまたがった壮大な渓谷、帝釈峡(国定公園 水源郷 帝釈峡)。今回は帝釈峡観光のクライマックス とも言われている上帝釈[かみたいしゃく]散策篇。画像と動画でその魅力を
ご紹介します。
下帝釈[しもたいしゃく]側 篇についてはこちらをご覧下さい。
上帝釈は比較的 遊歩道が整備されており、駐車場(帝釈第2駐車場)には自転車の貸出しがあります。帝釈峡の散策で自転車を利用すると、移動がラクチンで広く見て回ることが出来るため体力のない方にはこちらもおすすめ。
今回は徒歩で散策してみます。一番の見どころ・雄橋(おんばし)までの道のりをご案内します!
上帝釈を散策、鍾乳洞「白雲洞」
「遊歩道」という案内版があり、どちらかといえば下帝釈よりはこちらの方が メインとして紹介されている感があります。
緑がいっぱい!の遊歩道を歩いて5分ほど。すぐの所に白雲洞(はくうんどう)という 鍾乳洞があります。
急な階段を登って岩の中に入って行きます。(入場料:大人250円/高校生200円/小中学生150円)
1年を通して 白雲洞の中は11℃前後を保つそうで、夏は涼しく、冬は暖かい洞窟なのだ。
自然の力によって様々な形を成す岩たち。狭いスペースを通り抜けて行くと広い空間に出て色々なものに例えられた岩がライトアップされています。
以下は「この洞窟を支配する大神の巨大な横顔」として白雲天と名付けられた岩。貴方には大神が見えますか?
白雲洞の奥行きはおよそ200m。写真で見るよりも暗いので、他のお客さんが誰もいないと ちょっと恐いかも。
石灰岩大地が 帝釈川の流れによって侵食されたカルスト地形である帝釈峡は、白雲洞のような洞窟が無数にある とも言われているそうです。
また、こちらの「鬼の唐門」は鍾乳洞が崩落して入り口だけが残ったと言われるもの。高さ8m。
遊歩道を歩いているとブタと散歩している山ガールに遭遇。こんな出会いも 帝釈峡ならでは?
筆者が訪れたこの時は、まだ紅葉していなかった時期ですが紅葉シーズンともなると木々たちが美しい紅色に染まり森のトンネルをつくるそうですよ。
歩き始めておよそ30分ほどで雄橋に到着。
上帝釈の代表的なスポット、天然の橋「雄橋」
雄橋も侵食作用によってできた 天然の橋で、長さ90m、高さ40m、幅19mの大きさを誇っています。雄橋は日本一の天然橋。
帝釈峡で 一番のシャッターポイントですよ!
ここから先へと進めば 徒歩2時間ほどで神龍湖 。
この他、上帝釈の第1駐車場近くには帝釈峡の名の起源となった神様 帝釈天を本尊として安置する帝釈天永明寺や、
賽の河原(さいのかわら)があります。
穏やかに流れる帝釈川によって侵食された岩がここでも小さな洞窟をつくっています。
紅葉シーズンに是非訪れたい 帝釈峡。上帝釈には2カ所 駐車場がありますが 駐車券を持っていれば第一と第二駐車場の車の移動は可能。
しかし下帝釈の駐車場は、それぞれ料金が必要(※紅葉シーズンのみ有料)
上帝釈と下帝釈を結ぶシャトルバスは期間限定で片道420円で運行。詳細は帝釈峡観光協会のホームページでご確認下さい。
帝釈峡、広島の名所を歩く!神龍湖にかかる橋など楽しんで(下帝釈 篇)
▼国定公園 水源郷 帝釈峡
上帝釈入り口:広島県庄原市東城町帝釈未渡
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