広島市現代美術館が休館へ、リニューアルは2022年度中
開館から30年余り、広島市現代美術館が2020年12月末に休館。2022年度中のリニューアルオープンに向け改修が行われます
広島市現代美術館は2020年12月28日からいったん休館し、建物の全面改修に入ります。
比治山の高台に開館しおよそ30年。「平成」と共に歩んできた広島市現代美術館は、そのものが広島を代表する現代建築。建築家・黒川紀章氏による設計で、現在も各地から建築ファンが訪れます。
美術館の改修は、広島市が “国際平和文化都市として復興した広島の今を実感できる拠点” として比治山公園を【平和の丘】に整備する計画の要という位置づけ。
美術館として必要な基本的機能の回復を図るとともに、一部デザインの変更・新設スペースもあり。現代美術による平和発信機能の強化を図る。
リニューアルオープンは2022年度中の予定となっています。
現代美術館入口右手の改修パース図 / 広島市
休館を前に、広島市現代美術館では「ゲンビ・リコレクション」と銘打ち、2020年7月から12月までに3回の特別展示と関連ワークショップを実施中。(リコレクション=記憶・思い出)
これまでに行われた展覧会を振り返ったり、美術館建設当初の建築家の意図を紹介、開館から30年余りのうちに用途がかわった・使用されなくなった館の部分なども公開する。
「平和の丘」構想ではこのほか、公園内からの眺望を確保するための樹木の間伐・剪定といったものからスカイウォーク乗降口周辺の広場整備・園路改修、案内サインの改修など多岐にわたる。
比治山公園の全景。ビルなどの建物が立ち並ぶその中に、緑生い茂る公園(丘)がつくられている
その要となる美術館の改修が進むことで、全体の計画も大きく前進しそうです。
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