大竹市 小瀬川流域で「雛流し」女の子の幸福祈願
広島県大竹市の春の風物詩「ひな流し」。小瀬川流域、広島県と山口県の境にある 木野川 両国橋下の河原で行われます。古い雛を流して厄払いをしたり、縁結びを願う。
広島県大竹市の小瀬川流域、広島県と山口県の境にある木野川・両国橋下の河原をメイン会場に、「雛流し」が行われました。
この日は小雨が降り気温も低く、あいにくの天気でしたが、続々と参加者が集まってきます。
小さな子供たちからお年寄りまで、近隣に住む方が多く参加しカラフルに飾り付けられた 流し雛が次々とみんなの願いをのせて 川に浮かび、流れて行きました。以下の動画は、雛流しの様子。
手作り流し雛を、小瀬川へ!
大竹市では昔から 雛流しを毎年行っており 春の風物詩 ともなっているようです。娘・息子・孫の 雛流しの姿をしっかりと記録に残そうと、川辺には沢山のカメラ隊がスタンバイ。
雛を流す度に シャッター音が響き渡ります。
小瀬川(木野川)に流しているのは、地域の方が協力して準備した わらで作った 折敷(おしき)に、折り紙などで作ったお雛様・お内裏様を貼付けた「流し雛」。
特設テントの中で見本にならって雛をつくり、
花やお供え物(ひなあられ が用意されていたようです)をのせて
長い列に並び(着物を着て来ていた子も!)
川に流す。
雛流しは、平安時代中期に源氏が行っていた という記録もあるほど長い歴史を持つ行事のようですが、本格的には戦後から広まって来たとか。
古くなってしまったり、壊れたりした雛人形を水辺に浮かべ、撫でて身の災いを人形にうつして流し女性の厄払い や 縁結びを願ったとされているそうです。
最近では少しずつ、雛流しを行う地域が減りあまり見られなくなっているようです。
ちなみに…
流した雛は、この小瀬川の下流に流れ 大竹港に浮かぶのか?と思いきや 3、400mほど先の、流した人たちからは見えない位置でコッソリと回収作業が行われていました。
寒い水の中、ご苦労様です。
※当サイトの掲載内容は、執筆時点(公開日)または取材時点の情報に基づいています。予告なく変更される場合がありますので、ご利用の際はご確認ください。
あわせて読みたい
- 弥栄ダムが、30周年記念のダムカード配布中
- リニューアルに向け建替工事が進む、大竹駅の様子
- 大竹市に海沿いの美術館、晴海公園の北側で建設工事スタート
- おおたけリユース市、蓄音機・8mmビデオなどレトロ品 販売
- シークレット花火、広島県大竹市と山口県和木町が夏祭りの代わりに開催
- 大竹市・亀居公園の桜が満開!城跡からの展望が気持ちいい桜スポット