広島・似島ロケ作品、映画「朝が来る」養子をめぐるヒューマンミステリー
永作博美が主演で辻村深月のベストセラー小説を映画化した「朝が来る」が、10月23日より公開。全国6カ所がロケ地となり東京の湾岸エリア、栃木、奈良、広島、似島(広島市)、横浜で撮影が行われました
辻村深月のベストセラー小説を河瀨直美監督が映画化した「朝が来る」が、2020年10月23日より全国公開となります。
©2020「朝が来る」Film Partners
本作は、実の子を持てなかった夫婦が、14歳で子供を産み実の子を育てられなかった少女の子を「養子縁組」で迎え入れたことから始まる、家族の絆と葛藤を描いたヒューマンミステリー。
男の子を迎え入れて6年。幸せに暮らしていた夫婦のもとに、ある日突然、母親を名乗る女性から「子どもを返してほしいんです。それが駄目ならお金をください」という電話がかかってくる。
養子を迎えた栗原夫妻を永作博美と井浦新、実の子を育てることが出来なかった少女・ひかりを蒔田彩珠が演じる。
「朝が来る」ひかりが出産した地・広島で撮影も
映画「朝が来る」では、東京の湾岸エリア、栃木、奈良、広島、似島(広島市)、横浜という6カ所で撮影が行われました。
広島県では、特別養子縁組支援団体・ベビーバトンのある場所として似島ロケが行われ、
栗原夫妻がひかりと初対面するシーンでは、グランドプリンスホテル広島のレストランがロケ地になるなど、広島の様々な場所が登場しています。
また、川瀨監督はキャストに「役を積む」という時間を設ける。
これは「役作り」とは違い、作品の登場人物が経験してきたこと、これからするであろう経験をそのまま役者たちがリアルに体験する というもの。
出演者は“役を積む”期間を設けて撮影に挑むため、栗原夫妻とひかりを引き合わせるベビーバトンの浅見静恵を演じた浅田美代子は、若い妊婦役の山下リオ・葉月ひとみらと共に広島で共同生活をし、
地元の人とも交流を深めながら、傷心した少女ひかりが奈良(ひかり一家が住む地)からやってくるのを広島で待った、といいます。
映画「朝が来る」あらすじ
「子どもを返してほしいんです。」平凡な家族のしあわせを脅かす、謎の女からの1本の電話。この女はいったい何者なのか―。
一度は子どもを持つことを諦めた栗原清和(井浦新)と佐都子(永作博美)の夫婦は「特別養子縁組」というシステムを知り、男の子を迎え入れる。
それから6年、夫婦は朝斗と名付けた息子の成長を見守る幸せな日々を送っていた。
ところが突然、朝斗の産みの母親 “片倉ひかり” を名乗る女性から、「子どもを返してほしいんです。それが駄目ならお金をください」という電話がかかってくる。
当時14歳だったひかり(蒔田彩珠)とは一度だけ会ったが、生まれた子どもへの手紙を佐都子に託す、心優しい少女だった。
渦巻く疑問の中、訪ねて来た若い女には、あの日のひかりの面影は微塵もなかった。いったい、彼女は何者なのか、何が目的なのか──?
朝が来る 予告動画
以下の動画は、映画『朝が来る』の90秒予告ムービー。
出演者は、永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子、佐藤令旺、田中偉登、中島ひろ子、平原テツ、駒井蓮、山下リオ、森田想、堀内正美、山本浩司、三浦誠己、池津祥子、若葉竜也、青木崇高、利重剛ほか。
映画「朝が来る」は2020年10月23日より全国公開。広島県での上映は、広島バルト11、TOHOシネマズ 緑井、福山コロナシネマワールド、シネマ尾道、福山駅前シネマモード、八丁座、呉ポポロにて。上映期間はそれぞれ異なりますので、各劇場でご確認下さい。
©2020「朝が来る」Film Partners
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