「車が離合する」は方言だなんて…!驚き隠せぬ広島人
標準語だと思って使っていた言葉が実は方言だったというのは良くありますが、車を運転するときに使う「離合」という言葉が、中四国以南で使われている方言だったのはちょっと衝撃でした
運転免許を持つ広島のドライバーは、狭い道でよく使うであろう「離合(りごう)」という言葉。実は方言だって、ご存知でしたか?
広島・山口・九州などでは、「離合」は「狭い道で車と車がすれ違う」事を指します。
車の運転中、どんどん細くなっていく田舎道や山道を走ると “これ対向車きたら離合できんじゃろ” とつぶやいてしまう…そんな風に使います。
JAF福岡支部調べによると、「離合」をモノに対して使う場合、「鉄道の単線区間で、上りと下りの列車が駅または信号所で行き違うこと。行き違い施設=離合施設」とあり、元々は鉄道用語なのだとか。
日常的に自動車に対して「離合」を使うのは中四国以南の人で、関西では使う人もあれば使わない人も多く関東までいくと “ナニソレ?” となってしまうようです。
ちなみに、「離合」を使わないエリアではこの言葉の代わりに「行き違う」「すれ違う」と言うのだそうですよ。
まだまだありそうな「隠れ方言」イントネーションの違いなども
また、方言というと、ひらがな・カタカナで表現されることが多いですが、日常的にこの言葉を使う人の頭には「離合」この漢字を思い浮かべている人が多いはず。漢字なのに方言、というのも珍しい気がします。
“標準語だと思っていたのに実は方言だった” というのは地方あるあるネタ。広島では「はぶてる」とか、「すいばり」「ひっつきもっつき」なども。
さらに、広島ロケの映画の舞台挨拶で役所広司さんが好きだと言ってくれた「広島の “ありがと” のアクセントが(標準語と)ちょっと違う」など、県外の方から言われて気付くイントネーションの違いなどもあります。
狭い日本ですが、“みんなちがって、みんないい” ですね。
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- 参考:JAF福岡支部
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