シネツイン 閉館、広島本通りのミニシアターが27年の歴史に幕
広島市本通りにある映画館 シネツインが閉館することを発表。閉館日は2016年10月31日で、入居するビルが老朽化に伴う建て替えを行う事がキッカケ。
広島の映画館「シネツイン」が、2016年10月31日で閉館する。シネツインは、1989年にオープンした広島市中区本通りのビル「アペックス2」の地下に入っていたミニシアター。
建物の老朽化が原因でビルを建替えることになり、閉館を決意したとのこと。
シネツインと名の付く映画館は「シネツイン本通り」のほかに「シネツイン新天地」がありましたが、フィルム映写機で上映していた為、新天地も2013年末に閉館しています。
シネツイン、27年愛された広島のミニシアター
ビルの階段を地下へと降りてくと、小さく可愛らしい受付があります。シネツインの劇場は90席(9席が10列)。中に入ると、以下のような雰囲気となっています。
映画が上映されるまでの間、天井は星空のようになっています。
フカフカの席。
ドリンクホルダー付きの小さなテーブルが、各席に取り付けられています。
シネツインには、デジタル映写機や35ミリ映写機も残っており、他では見れないフィルム作品も上映可能のため、「シネツインさよなら興行」として、閉館(10月31日)までは旧作をできる限り上映していく予定とのこと。
ビルの建て替えが理由の為やむを得ない事ですが、閉館してしまうのはとても残念です。運営会社の序破急は、八丁座(2スクリーン)とサロンシネマ(2スクリーン)で引き続き映画を楽しませてくれるとのこと。
ここ数年で閉館した、広島の映画館
- 2005年 アルパークドライブインシアターOWL(西棟屋上)が11月閉館
- 2008年 松竹東洋座と広島名画座が閉館(現在は八丁座に)
- 2009年 4月にアルパークシネマ(東棟6階)が閉館(現在は北棟に109シネマズ)
- 2009年 9月に広島スカラ座が閉館
- 2009年 11月に広島東映・広島ルーブルが閉館(現在はサロンシネマに)
- 2011年 4月末に呉シネマが閉館
- 2011年 8月末に広島宝塚が閉館
- 2013年 12月にシネツイン新天地が閉館
- 2014年 夏にシネフク大黒座が閉館
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