黄金山、桜の博物館 目指して育てられたお花見の名所
黄金山が淡いピンク色の桜で染まる季節が今年もやってきました。黄金山ではソメイヨシノ・寒緋桜・山桜など数種類の桜が楽しめます。山道は狭いのでご注意を。見頃は3月下旬から
黄金山(広島市南区)の桜が、今年も満開を迎えました!(2013年は3月30日頃に満開宣言がありました)
黄金山から見る海や広島市内の風景ももちろん素敵ですが、桜の時期には 花見客で込み合うほどの名所として知られています。(夜景スポットとしても人気ですがその様子はまた別の記事でご紹介します)
黄金山では ソメイヨシノ(染井吉野)をはじめとし、カンヒザクラ(寒緋桜)、ヤマザクラ(山桜)など様々な種類の桜を見る事ができ、見事に咲き誇った桜と 海や山・街の景色も一緒に楽しめる贅沢な場所です。
お花見に多くの人が訪れる黄金山ですが、調べていくうちに「この美しい桜は多くの人の手によって大切に育てられたもの」だという事も分かったため、満開の桜の様子と共にご紹介していきます。
黄金山から見下ろす街の景色と、満開の桜
以下の動画は、黄金山の桜の様子。
黄金山に桜が咲き始めると、山の緑の中に淡いピンク色がポンポンっと出て来るので「あぁ、今年も春が来たなぁ」と季節を感じさせてくれます。
黄金山 山頂への道沿いにもたくさんの桜の木があり、ここを通るだけでもけっこうな見応えがあります。まさに「桜のトンネル」という感じで、思わず見上げてしまう。車で行かれる方は脇見運転にならないように注意してくださいね。
桜が満開の頃(特に休日)は、黄金山の7合目くらいから渋滞に。このため歩いて登っている人もたくさんいました。
黄金山 山頂の展望台では 春の心地よい風と眼下に広がる景色が楽しめますが
桜を見るなら 展望台の周りをぐるりと囲む散歩道の方がおすすめ。手が届く高さに桜があるため、景色や桜などと一緒に記念撮影を多くの人がしていました。
桜に囲まれた駐車場を抜け、海側へと進むとこちらには広場があり ベンチに腰掛けたり レジャーシートを広げてランチしたりする人の姿が。
比治山公園などと比べると広場が少ないため小さい子供連れのファミリーや お花見宴会をする人は少なく、少人数で訪れた人が「ベンチでゆっくり景色を眺める」という人が多かったように思います。
そんな黄金山の桜ですが、この地域に住む方を中心とした「黄金山さくらの会」が植樹から害虫対策、お手入れなどをして 丹誠込めて咲かせているのだそう。
ソメイヨシノを咲かせるためには様々なお世話が必要で、しかも寿命はおよそ60年ほど。戦後すぐに植えられたという黄金山のソメイヨシノの寿命を考え、毎年植樹されているのだそうです(存続のために寄付金も集まっているとか)。そういった活動を知ると、尚更 愛おしい黄金山の春の風景。
黄金山さくらの会 は[さくらの博物館]になるようにと色々な種類の桜を意識的に植樹しておられるようで 特に頂上付近ではネームプレートが付けられているものが多いので 行かれる時は種類の違いもチェックしてみては。
黄金山 | |
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住所 | 広島市南区黄金山町(地図) |
見頃 | 例年、3月下旬から4月上旬ごろ |
時間 | 5時~23時(以降は立入禁止) |
関連 | 黄金山からの広島湾・市街地の眺め(秋の様子) |
問合せ | 082-250-8957(広島市役所) |
その他 | 広島県 桜のお花見スポット・ランキング |
※内容は執筆時のもの。確認してからお出かけ下さい。
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