尾道グリーンスローモビリティ、観光の足になる電動カート型の周遊バス
尾道市内の周遊観光バスとして利用できる、尾道グリーンスローモビリティが期間限定で運行されています。ホームページではリアルタイムに走行している現在地や乗車人数などが確認できる。
尾道グリーンスローモビリティが2019年11月より金曜日からの週末限定で運行がスタートしています。
グリーンスローモビリティとは、時速20km未満で公道を走ることができる4人乗り以上の電動モビリティ(乗り物)で、ゴルフ場で移動する際に利用するカートのような乗り物。
グリーンスローモビリティは「グリスロ」や「GSM」と呼ばれることもあり、広島県内ではいち早く福山市の鞆の浦にてタクシー事業としてスタートしたことが注目されました。
尾道グリーンスローモビリティは、JR西日本と尾道市が実施する「IoT技術等を活用したグリーンスローモビリティの効果的導入実証事業」。尾道の各観光スポットを周遊バスに乗って観光してもらうことを目的とした期間限定のプロジェクトとなっています。
実験的な導入ということもあり運行当初は期間限定で無料で利用可能でしたが、2020年10月より「公共交通として事業化」に向けた検証のため有償での運行をスタート。(大人200円/小人・障がい者 100円、未就学児は無料)
乗り物のサイズや走行スピードなどは鞆の浦のものと似ていますが、
鞆の浦のグリスロ潮待ちタクシーは「タクシー」としての営業、尾道は「周遊バス」の役割として設定されたルートの運行のため、性質は異なっています。
バス停に止まる、現在地が分かる!尾道グリーンスローモビリティ
尾道グリーンスローモビリティは、JR尾道駅~浄土寺までの尾道中心部をおよそ30分かけて周遊するのんびり走行(時速20km)の乗り物。昇降は以下8つのバス停で行われ、運行日は常時2台が周遊する。
Photo / 電脳交通
▼バス停(昇降可能場所)
尾道駅 - おのみち海辺の美術館 - 渡場通り - 商工会議所前 - 千光寺山ロープウェイ前 - 新開 - 西國寺下 - 尾道東高前 - 浄土寺
このモビリティには四国のベンチャー企業「電脳交通」の動態管理システムが搭載されており、車両の位置情報や乗車人数をリアルタイムにHPで確認できるのが特徴となっています。
今どこにいるか?空席はあるか?などが確認できる。どこのバス停からでも乗車・下車は可能とのこと。
尾道グリーンスローモビリティの運行は、土・日・祝日の10時~15時50分まで。
2019年11月1日~より無料運行がスタート。2020年10月から有償運行で、令和3年度まで実施される予定。詳細は、尾道グリーンスローモビリティ公式ページよりご確認ください。
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