公開:2022/12/27 Mika Itoh │更新:2022/12/25
オール広島ロケ!映画「とべない風船」豪雨災害後を描いたヒューマンドラマ
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- 映画ニュース
広島の豪雨災害を経験した被災地出身監督が描く、災害後を描いた映画「とべない風船」。オール広島ロケで撮影されました。キャストは東出昌大・三浦透子・小林薫・浅田美代子ほか。広島のロケ地情報も
映画「とべない風船」が、2023年1月6日より全国公開となります。ロケ地となった広島県では、全国公開に先駆けて12月より先行公開が行われています。
映画「とべない風船」は、豪雨災害の「その後」の物語。瀬戸内の島を舞台に、傷ついた心の癒しと再生を描くヒューマンドラマとなっています。
監督は被災地出身・宮川博至氏
本作の脚本は、広島出身の宮川博至監督が手掛けたもの。
宮川監督は平成30年7月豪雨(2018年6月28日~7月28日にかけて西日本を中心に広範囲で発生した集中豪雨)を間近で体験し「ここ広島で生活しているからこそ、豪雨災害をテーマに映画を作らなければならない」と決意。
地元の人々の経験を風化させないため、東出昌大、三浦透子、小林薫、浅田美代子ら実力派ぞろいのキャストで初長編となる本作を作り上げました。
ロケ地は下蒲刈島・上蒲刈島・江田島など、広島の島々でオールロケ!
物語は、瀬戸内の島に住む漁師(東出昌大)を軸に展開。舞台となったロケ地には以下のような場所があります。
- 下蒲刈漁業協同組合(呉市・下蒲刈島)
- 吉川商店(呉市・下蒲刈島)
- 下蒲刈島の堤防(呉市・下蒲刈島:蘭島閣美術館ちかく)
- 梶ヶ浜海水浴場の防波堤(呉市・下蒲刈島)
- 潮騒の館(呉市・上蒲刈島)
- 潮騒の館前の防波堤(呉市・上蒲刈島)
- 県民の浜(呉市・上蒲刈島)
- 四季の味ひらの(江田島市)
- 切串港(江田島市)
- 音戸診療所(呉市・倉橋島)
あらすじ・ストーリー
瀬戸内海のとある島。漁師の憲二(東出昌大)は数年前に起きた豪雨災害で妻の幸(なかむらさち)と息子のコウタを亡くして以来、周囲の人々との関わりを最小限にして暮らしていた。
そんなある日、島に凛子(三浦透子)やってくる。
凛子はかつて別の場所で教師をしていたが、うつを患って退職。その後に就いた派遣の仕事も契約が切れ、島に住む同じく元教師の父・繁三(小林薫)のもとでしばらく休むことにしたのだった。
到着した日の夜、繁三の家に無言で魚を届ける憲二の姿に凛子は面食らう。
日々は過ぎ、凛子は憲二の漁師仲間の潤(笠原秀幸)、鉄平(中川晴樹)、デク(遠山雄)、漁協組合長(宮坂悟)ら島の人々と顔馴染みになり、
居酒屋女将のマキ(浅田美代子)からは島で闘病生活を送っていた母・さわ(原日出子)の晩年の様子を聞かされる。そこには凛子が知らなかった両親の姿があった。
そんな中、島の小学生・咲(有香)が行方不明になる。村をあげての捜索活動が始まった矢先、咲を発見したのは憲二だった。
母親の涼香(根矢涼香)をはじめ人々が憲二に感謝を述べる中、幸の父・中村(堀部圭亮)だけは憲二が娘と孫を死なせたと責め、島を出ていくように告げる。
島の生活に心身を癒されていく一方、憲二の過去を知って胸を痛める凛子。憲二も凛子や繁三、潤らと触れ合ううちに、少しずつ心を開くようになるが……。
映画『とべない風船』予告動画
映画『とべない風船』は2022年12月1日から広島先行公開、2023年1月6日より全国順次ロードショー。広島では、八丁座、呉ポポロ、イオンシネマ広島、イオンシネマ広島西風新都、福山駅前シネマモード、シネマ尾道にて公開中。
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