公開:2026/01/03 Mika Itoh │更新:2026/01/03
宮島に「お墓」が無い理由は?今も残る風習と、歴史の風景
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- 廿日市市 スポット 観光


観光地として人気の宮島(広島県廿日市市)には、島内にお墓がありません。島そのものがご神体として崇められている宮島には、他の地域とは異なる独自のルールが。その歴史を感じる風景とともにご紹介。
街を俯瞰で見ていると、普段はあまり目に付かないものも見えてきます。写真は宮島口(広島県廿日市市)を撮影したもので、
中央の海沿いに見えるグレーの屋根が、宮島口フェリーターミナルや商業施設「etto」のある場所なのですが、

その下に帯状になっているエリアが目に留まりました。墓地です。
JRやフェリー乗り場などからも近く、日当たりもよく眺めも良さそうな好立地ですが、普段 2号線などを走っていてもあまり気が付かない場所にあります。
ここは延命寺墓苑。延命寺が管理している寺院墓地です。
宮島にお墓がないワケ
宮島は古くから「神の島」と呼ばれ、島そのものがご神体として崇められてられているため、宮島で畑を耕したり、お墓を建てることも禁じられていました。
あの厳島神社の社殿が陸上ではなく海上に建てられたのも、ご神体を傷つけないためと言われています。

そんな理由から、宮島では島内にお墓を作ることが禁じられているため、今でも島民が亡くなると対岸の赤崎エリア(宮島口の山側)のお墓に埋葬されています。
以下の写真で目に留まった「延命寺墓苑」も、島民が埋葬されている墓苑の1つとなっています。

宮島口の海中で死者の魂を迎えていた「むかえ地蔵」
JR宮島口駅のすぐ近くで、ひっそりと佇んでいるお地蔵さん「むかえ地蔵」。

むかえ地蔵はもともと、宮島口の海中に立っていたお地蔵さん。宮島島内には火葬場もないため、亡くなった島民が対岸に渡ってくるときに
その魂を海上で迎え導く存在だったのだそうです。

宮島口周辺の区画整理に伴い、現在は宮島口2丁目の小さなトンネル「御室隧道」の脇に安置されています。
その他、宮島の不思議いろいろ
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