被爆遺構展示館、広島平和記念公園が「旧中島地区」だった頃の面影から学ぶ
広島平和記念公園内には、2022年にオープンした「被爆遺構展示館」があります。現在の平和公園の場所が昔は繁華街「旧中島地区」で、人の営みがあったことが遺構で見ることが出来ます
広島が被爆してから77年目の8月6日がやってきました。広島では平和記念式典が執り行われ、8時15分に黙祷し、平和や核廃絶について改めて考える日でもあります。
平和記念式典の会場になっているのは「広島平和記念公園」ですが、この敷地の発掘調査で被爆遺構が発見され、
2022年3月には『被爆遺構展示館』がオープンしています。
場所は、平和記念資料館と原爆死没者追悼平和祈念館の間。
現在 平和公園があるこの場所は「旧中島地区」という繁華街がありました。被爆後、焼け野原となったこの場所に盛り土をし現在は公園として整備されていますが、
被爆遺構展示館では、かつてこの場所にあった住居跡・道路跡などの街並みの遺構が露出展示されています。
見学無料、映像で当時の中島町の街の様子も
展示館は見学無料。空気に触れたり紫外線などで遺構は劣化していくため、発掘調査で露出した遺構の姿をこのまま残していくために手を入れ展示されています。
被爆遺構展示館には露出した遺構の上部にモニターが設置され、当時の様子や町並み、原爆投下前後の変化などが映像で再現されています。
また、壁際にも貴重な当時の資料写真などをパネル展示。
展示館には案内人が常駐されているそうなので、いろんなお話を聞くこともできます。
被爆遺構展示館(広島県広島市中区中島町1-5)の開館時間は、8時30分から。閉館時間は季節によって異なり、冬が17時、春・秋が18時、夏が19時まで。12月30・31日は休館日。平和学習の一貫として、平和公園に訪れた際に立ち寄ってみられては。
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