おせちを食べるマナー、一つひとつに意味がある和食の世界
お正月に家族や親戚と共に頂く祝い膳、「おせち」。おせちの意味や おせちを食べるマナーをご紹介します。
お正月に家族や親戚と共に頂く祝い膳、「おせち」。1年のはじまりを祝い、神様にお供えしたものを分かち合う事で結びつきを深め、その恩恵を預かるという意味があります。和食には 箸の取り方から作法・マナーがいろいろとあるものですが
おせちを食べるマナー もたくさんありそう。和食がユネスコの無形文化遺産に登録されるという事で、日本人として改めて知っておきたいですよね。お呼ばれする事も多いお正月、人前で食べる時に押さえておきたいマナー・作法をまとめました。
おせちを食べるマナー の前に、まずは「おせち」とは?から。
保存のきく料理が多いのは お迎えした年神様が静養できるよう 台所で騒がしくしないため/神聖な火を使うのを慎むため/多忙な女性が少しでも休めるように などと言われています。
おせちはお重に詰められており、通常は3段から5段ほどあり「福を重ねる」という意味もあるそうです。
目上の人から箸をつける!押さえておきたい、おせちを食べるマナー
お重につめられたおせちは食卓の真ん中に置かれるため、「どれからとっていけばいいのか…」と頭を悩ませる人も多いのでは。
基本的には一の重、ニの重…と一番上の段から取る とされていますが、どの段にどんなものが詰められているかは基本的にしきたりがあるそうなので これを把握しておくとよさそう。
ニの重には「焼物」:ブリ・鯛・エビなど縁起の良い海の幸
三の重には「煮物」:れんこん・里芋・くわい など山の幸
与の重には「酢の物・和え物」:紅白なます・菊花かぶなど日持ちのする生野菜
五の重は「控えの重」:年神様から授かった福を詰める場所として空けておく
※時代や地域などによって異なる場合もあります
また、おせちを食べる時は慶事用の「祝い箸」で頂きます。
祝い箸は両端が細くなっているのは 片方は人が食べる方 もう一方は神様が食べる方 と決まっていて、「神様と共にに食べる」という意味がある。このため「反対側を取り箸として使う」というのはタブー。
この他、食卓を囲んだ際の 目上の人・長老から箸をつける/お重の端側からとっていく というのもあるようです。マナーももちろん大切ですが、せっかく共にしたお祝いの膳なのでその場を楽しむのも大切ですね。
Via. 特集 おせち/All About
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