公開:2024/06/16 Mika Itoh │更新:2024/06/17

ショウブ(菖蒲)とアヤメ(菖蒲)カキツバタ(杜若)違いをどう見分ける?

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ショウブ・アヤメ・カキツバタ、そっくりな3種類の花の見分け方、分かりますか?菖蒲や杜若などが見頃となる5~6月、それぞれの花の違いを知ると菖蒲園やアヤメ園にいくとき見方が変わりますよ!

菖蒲(ショウブ)が開花し始めました!大きな花弁の菖蒲が咲き始め、間もなく各地で菖蒲祭りシーズンに突入します。

ところで、ショウブ・アヤメの違いをご存じですか?「ショウブ」も「アヤメ」も、漢字にすると同じ「菖蒲」という字が使われています。

ショウブ(菖蒲)とアヤメ(菖蒲)カキツバタ(杜若)違いをどう見分ける?

ショウブとアヤメは同じ花なのか?

同じ漢字が使用されるこの2つの花は、見た目ソックリなんですが、別の花。しかも「カキツバタ」もショウブやアヤメにソックリなのです!

「いずれがアヤメかカキツバタ」

という言葉もあるくらい、ショウブ(菖蒲)、アヤメ(菖蒲)、カキツバタ(杜若)の3つはソックリで紛らわしい。一体何がどう違うんでしょうか?

菖蒲(ショウブ)とは、正式にはコレのこと

菖蒲(ショウブ)と聞くと、あの紫の花びらが大きな花を思い浮かべますが、正確には「菖蒲」は、川や池などに生える葉と茎だけのように見える以下のこと。

花は小さくてほとんど目立たず、薬草や漢方薬として用いられています。

菖蒲(ショウブ)、薬草や漢方として使われる
菖蒲 (ショウブ)

菖蒲は男の子にとって縁起の良い植物とされていることから、邪気払いとしてお風呂に入れる「菖蒲湯」として毎年5月5日にお風呂に入れる風習も残っています。

一般的にショウブと呼ばれているモノは「ハナショウブ」のこと

菖蒲園(しょうぶえん)や菖蒲祭り(しょうぶまつり)などで一般的に「ショウブ」と呼ばれているものは、花菖蒲(ハナショウブ)のことを指しています。

花菖蒲 ハナショウブ
花菖蒲 (ハナショウブ)

つまり、花菖蒲と菖蒲は別物。

花菖蒲(ハナショウブ)は、葉が菖蒲に似ていて花を咲かせるから「花菖蒲」とよばれ、とにかく種類が多く、色も白やピンク、紫、青、黄色など様々。

花菖蒲は1m近くあり背が高いのが特徴で、湿ったところに育つ。

花菖蒲 ハナショウブの見分け方

花菖蒲 ハナショウブはピンク・紫・白など種類が多い

花びらの付け根部分には黄色い模様が入っています。

咲く時期も一番長く、6月上旬から下旬まで楽しめる。絞り(縞模様)や覆輪(花弁や葉の周りに入る細かい色の帯・斑模様)などの組み合わせを含めると、なんと5000種類あるといわれています(参照:東京花菖蒲会)。

あやめ(菖蒲)とは

花ショウブと見た目がソックリな以下の花が、アヤメ(菖蒲)

アヤメ 菖蒲の見分け方
菖蒲 (アヤメ)

色はほとんどが紫で、まれに白も咲くとか。花菖蒲と違うところは、背が低く(30~60cmくらい)乾いたところ育つという点と、外側の花びらの中心が網目になっているところ。

咲く時期は花ショウブより少し早くて、5月上旬から中旬の約2週間だそうです。

カキツバタ(杜若)とは

カキツバタ(杜若)は、花菖蒲やアヤメに比べて花びらも茎も細く、外側の花びらの中心には白い斑紋があります。咲く時期は5月中旬から下旬まで。

カキツバタ 杜若の見分け方
杜若 (カキツバタ)

咲く順番は、

あやめ(5月上旬~2週間)
 ↓
カキツバタ(5月中旬から2週間)
 ↓
花菖蒲(6月上旬~下旬)

となっています。

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