公開:2014/05/27 伊藤 みさ │更新:2021/10/17

謎の類人猿、ヒバゴンに溢れる庄原市西城町

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謎の類人猿、ヒバゴン。「未確認生物」として騒がれたヒバゴンは、時を経て愛すべきキャラクターとして今も庄原市西城町に根付いていました。

1970年(昭和45年)に広島県庄原市西城町にて、毛むくじゃらの身体にゴリラのような顔つき・ギョロっとした目をした謎の類人猿「ヒバゴン」が発見されました。

比婆山(ひばやま)連峰で発見されたということから「ヒバゴン」と名付けられましたが、目撃談は多いものの正体は解明されず謎のまま。

謎の類人猿、ヒバゴンに溢れる西城町
庄原七不思議スマホサイトより

「未確認生物」としてマスコミに報じられ、町役場には一時「類人猿係」が設置されるほど大騒ぎに。そんなヒバゴンは発見から40年経った今もその存在は廃れることなく残っていて、もはや町のマスコットキャラクター的存在に。

そんなヒバゴンの使われ方があまりにも多彩だったのでまとめてみました。

いろんな場所でコスプレ中のヒバゴン

ヒバゴンといえば、記事冒頭のイラストが標準仕様。これはかつてイラストレーターとして活躍していた西城町観光協会の方が手がけたものだそうです。どうりでクオリティが高い。

西城町でそだったネギ「ヒバゴンネギ」にもキャラクターが採用されており、スーパーでも目立っています。

ヒバゴンに溢れる庄原市西城町 ヒバゴンネギ

そんなヒバゴンキャラクターですが、町の看板にはなぜかちょっと違うバージョン。今のキャラクターよりもちょっとリアリティのある白黒バージョンです。

ヒバゴン 看板

かと思えば、おカタいイメージのある消防署の看板にもちゃっかりヒバゴン!こちらは昔の“火消し”の人が着る法被着用中。

ヒバゴン 消防署の看板

西城産野菜の販売がされているらしき場所にもヒバゴン。こちらは卵と一緒に描かれており、庄原市内で販売されている「ヒバゴンのたまご」をもイメージさせます。

ヒバゴン 野菜市

町の案内看板には……神になった!?ヒバゴンが。比婆山は日本神話の女神「イザナミ」が葬られたと記されていたりと、縁のある地という事から日本神話「イザナギ・イザナミ」バージョンになっているのでしょうか。

ヒバゴン 日本神話

極め付けは西城町にある「will(ウィル)」というスーパー。

ヒバゴン 西城のウィル

ここは食料品のほか、衣料品・お食事処などが入っているコンパクトなお店で、地域の人や来訪者が交流する場として設けられた「まちの駅」にもなっています。
ヒバゴンの郷の看板

「ひばごんの郷(さと)」と呼ばれ、入口そばには観光パンフレットが置かれている情報発信スペースも。ここでオレンジ色の巨大物体を発見。
ヒバゴン きぐるみ1

等身大と思われるヒバゴンの着ぐるみ!
ヒバゴン きぐるみ2

身長:1.5~1.6m
足跡:27~30cm
体重:80~90kg
顔は逆三角形で、人間によく似ている。しかし、全体的に薄い黒に近い茶渇色の毛に覆われて、目が鋭くギョロッとしている。頭には5.0センチメートルほどの黒に近い茶褐色の毛が逆立っている。

…という特徴を再現した着ぐるみのようです。たくさん活躍してきたのか、口元の辺りがハゲてちょっとお疲れのご様子。「カワイイ」を優先につくられる他のキャラクターの着ぐるみと違い、かなりインパクトがあります。

※追記:2015年に確認した時点ではヒバゴンの着ぐるみがきれいにリニューアルされていました

このほかにも、発見から40周年を記念して記念切手が作られるなど西城町の「ヒバゴン愛」はスゴイ。「謎の怪物」は怖い存在ではなく、愛すべきものとしてこれからもいろいろな場所で活躍しそうです。

ちなみに、以下は西城町ではありませんが、同じく庄原市内にあったヒバゴンに、こんなのも。

Bカップ ヒバゴン

Bカップ ヒバゴン。

比婆観光センターの前に飾られていたオブジェのようになっていたリアルヒバゴン。だいぶテイストが違いますネ。

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