公開:2019/11/18 Mika Itoh │更新:2019/11/18
厳島港へと変わりゆく宮島口桟橋、工事が進む宮島口の風景
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宮島口のフェリー乗り場が、厳島港へと生まれ変わるための工事が数年に渡って進められています。工事の進み具合と現在の様子など、変わっていく宮島口の様子をご紹介します。
宮島口のフェリー乗り場は現在、厳島港へとリニューアルするための整備や工事が進められています。
写真は2019年撮影 / 工事が進む厳島港ターミナル
宮島に向かうフェリーは松大汽船とJRフェリーの2種類あり、それぞれが桟橋を持っていましたが、生まれ変わる「厳島港」には、中央に大きな桟橋がつくられ、松大汽船とJRフェリーが両方発着可能になる見込み。
計画当初は、2019年内に厳島港の完成を目指す、とされていましたが、工事が遅れているようで2019年度中の完成は厳しそう。完成までにはもう少し時間がかかりそうです。
また、厳島港のデザインにあわせて、宮島口商店街にもターミナルと同じ屋根が設置される予定となっており、こちらも完成すれば宮島口周辺の風景が大きく変わりそうです。
2014年、桟橋の移設と埋立工事はじまる
宮島口フェリー乗り場の工事が始まったのは、2014年ごろ。工事を進めるために、松大汽船・JRフェリーが持つそれぞれの桟橋の位置を脇へと移動させる工事が行われました。
大きなクレーンが宮島口に登場し、工事は主に夜中に行われました。2014年10月30日から、移設された桟橋の利用が可能に。
写真は2014年撮影の宮島口フェリー乗り場
また、桟橋の移設に伴い周辺の埋立も行われました。
2016年、厳島港の具体的なデザインが発表される
宮島フェリー乗り場が「厳島港」という名前に変わることや、厳島港の完成イメージデザインなどが発表される。
広島電鉄の宮島口駅は、現在よりもさらに厳島港のターミナルビルに近い場所へと移動し、港は吹き抜けで広く開放的な空間へ。
2017年、JR宮島口の駅舎もリニューアル
日本三景・宮島の陸の玄関口となるJR宮島口駅は、“走るホテル”と呼ばれる豪華寝台列車・トワイライト瑞風の立ち寄り駅に選ばれたことをキッカケに、
光を多く取り込める明るい駅舎へとリニューアル。多くの壁をガラス張りにし、解放感のある駅へ。
また、厳島港の建設も、昼・夜ともに工事が進められました。
2018年 海辺の工事が進む厳島港
2018年、沢山の土が運び込まれ工事が進められていく様子。
2018年3月時点
この時点ではまだ、ターミナルビルは骨組みも出来てなく、埋め立てや周辺の整備などが主に進められていました。
2019年、厳島港ターミナルの形が見えてくる
2019年に入ってターミナルの骨組みが建ち始め、次第に形が見え始めてきました。
正面側から見ても、その存在感が分かる大きさになってきました。
厳島港ターミナル 2019年9月時点の様子
2019年12月10日には、宮島口フェリー乗り場となりにあるお土産処「もみじ本陣」が閉店し、53年の歴史に幕を閉じます。
閉店後は、2020年春のオープンを目指して新商業施設の建設がスタートします。ここ1~2年でガラリと変わっていく宮島口から目が離せませんね。
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